【俺の楽器・私の愛機】1484「たぶん同い年」
【Gaban LesPaul Custom FLG-600S】(長野県信濃町 50からのジャズライフ 51歳)
1473、1474、と掲載していただいた勢いでもう一つ。YAMAHA SG-RR Customの塗装をはがしてマホガニーのナチュラルにしたルックスに、烏丸さんの「脱がすとこんなにオ・ト・ナだったんですね。」というコメントがツボだったのですが、こちらは、脱いだら意外とピチピチだったという感じでしょうか。
ブツは、1972年頃の製造らしいGaban。年代が確かなら生まれ年製のギターだというネタとして気になったのですが、状態は結構良さそうだったので、PU遊びの土台にと軽い気持ちで入手したレスポールタイプです。が、いかんせんカラーリングを含めたルックスがピンとこなかったんです。いや、サンバーストが嫌いなわけではありません。
でも、それは本家のレスポールに取っておこうという腹で、テレキャス系のバタースコッチとか、グレッチ系のミントグリーンとか、レスポールらしくない色にリフィニッシュしようと、いつものごとくトップの色をはがし始めたのですが……ナチュラルになったところで、「これで良くない?」と。どこかで見たEpiphoneのリー・マリアModelに「ナチュラルのレスポールも悪くないな」と思った記憶が蘇っていたのでしょう。
PU遊びの面で言えば、試奏したこともないのに、フロントにはCharlie ChristianのHumbuckerサイズのものを付けると決めていました。ルックス的に、リアはFiltertronかなと思っていたのですが、Charlie Christianモデルのパワーが意外や強くて、音量差が激しすぎ。ならば、レール繋がりで、BILL LAWRENCEかなと手持ちのL-500XLを試してみたら、ちょうどよいバランスでした。
シルバーの縁取りは合わせたかったので、汎用のピックアップカバーを加工してかぶせてみました。(サイズが合わず、微妙に歪んでいるのは御愛嬌で。そのうち馴染んでくるでしょう、きっと)
出音も、まったくレスポールらしくないピッチピチなトーンになってますが、そもそもオリジナルを追求するなら、貯金して本家のビンテージを狙います。なにせ、この時代のレスポールコピー特有なのでしょうか、妙なパンケーキ形状で、中に微妙な空洞もあるギターです。ま、トップとバックの材はしっかりしてそうなので、良質なホロウボディと捉えることにしておきます。
◆ ◆ ◆
おーギャバン。若い人は知らないかな。出くわしたらうっかり買っちゃいそうなメーカーのひとつだよなぁ。肩の力を抜いて気軽にモデファイできるようなギターが一本あると、いろんなことが試せるし、経験が増えれば知識もスキルも自然と上がるし、そうなると、さらに高みに登れるってんで、いい事ずくめですよね。で、いつしかそれが一番のお気に入りのメインになっていたりして。トップの材がもはやメイプルなのかどうかもよくわからないけど、そんなことはどうだっていいというのが、達観したこじらせ楽器人の行き着く境地なのではないでしょうか。ギターをとことん楽しむ、お手本のような一本です。(JMN統括編集長 烏丸)
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(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
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引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。
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