ドン・ドッケン「俺のヴォーカルに文句があるなら、コンサートに来るな」
ドッケンのフロントマン、ドン・ドッケンは、70歳になりヴォーカルの衰えを自覚しているが、それに関しクレームを付けられることにウンザリしているそうだ。文句があるなら、観に来るなと言いたいらしい。
◆ドン・ドッケン動画
彼は『Laughingmonkeymusic』のインタビューでこう語った。「いっぱい苦情が来てるよ」「超高音に達してないと、“声が出ていない”とか言われるが、俺的には、“3,000回もコンサートやってきたんだ。車と同じで消耗する”ってもんだ」「俺は70だぜ。ファンの中には、“ドンは辞めるべきだ。彼は高音を出せない”って言う連中もいる。“じゃあ、お前らは24のときと同じ高音が出せるのか。やってみな”って感じだ」
「俺らのサイトには以前、オープン・フォーラムがあり、誰でも好きなことを書き込めた。Acornって奴がいて、そいつは本名を明かさず、“この夏、5回ドッケンの公演に行ったが、ドンは最悪だった”とかコメントを残した。俺としては、“じゃあ、なんで5回も来た?”って言いたいよ。娘が言い返してた。最終的には、そいつをブロックし、俺は娘に、“気にするな。あいつはSubwayで働き、一日中、ツナ・サンドイッチを作ってるんだ。で、ネットってものが誕生し、好きなことを投稿できるようになった。それが奴らなりの注目を集める術だ”って言ったんだ」
ドッケンは「もう楽しくないと感じるようになるまで続ける」つもりで、「君らが記憶しているように俺が歌えないのであれば、コンサートには来るな。俺はそれで問題ない」と、言い切った。
ドッケンは10月27日、11年ぶりの新作『Heaven Comes Down』をリリースし、それに合わせ、10月中旬からひと月にわたり北米ツアーを開催する。
Ako Suzuki