【インタビュー】HYDE、ギャングコーラスが躍動する新曲「6or9」完成「やっぱりメインはライヴで、そこに僕は自信がある」
■客席はカオスに、ステージもスケールアップする
■思いつく演出は全部やろうと思ってます
──そして、THE LAST ROCKSTRARSの2ndシングル「PSYCHO LOVE」も全世界配信され、リリースに伴う音楽番組の出演なども話題になりました。
HYDE:久しぶりにこのバンドのカオスを思い出しました(笑)。『Mステ』(テレビ朝日系『ミュージックステーション』)に出たときも、本番の2分前にYOSHIKIさんがスタジオに到着して。それまでは“もう、このまま俺たち3人で喋るんだな”と覚悟を決めていましたからね(笑)。
──YOSHIKIさんは、すぐ近くの会場でディナーショーをされていたんですよね。
HYDE:そう。リハーサルとかもあったから、行ったり来たりしていました。
──リリースが実現して良かったです。HYDEさんが旗を振ってらっしゃったのかな?とお見受けしたのですが。
HYDE:きっかけがないとなかなか進まないんですけど、きっかけさえあれば何とか動く感じですかね。
──今回のTHE LAST ROCKSTRARSの一連の活動から、特に感じたこと、新たな発見などありましたか?
HYDE:たぶんメンバーそれぞれに強い守護霊がついてるので(笑)、ちょっとしたことですごいパワーがワッ!と集まる感じがしますね。今回も、もともとはツアーを発表しましょうってところから始まって、「だったら、何かリリースがあるほうがいいよね」「じゃあ、シングルを出そうか」となって、「その時たまたまYOSHIKIさんがディナーショーをやってるね」とか。『Mステ』も「ちょうど金曜日だから『Mステ』とか出れたらいいよね」「その日、スペシャルだといいよね」と言っていたら、やっぱりスペシャルになるし。そういうミラクルが結構ある。
──へ~! 引き寄せるんですかね?
HYDE:偶然だろうけど、結果としてはね。にしても、そういう星の下にあるバンドの気はします。
──「PSYCHO LOVE」の作曲はHYDEさんですが、4人それぞれの持ち味を存分に活かしつつ、緻密に織り上げられたサウンドだと感じます。
HYDE:僕が最初にデモをつくって、骨組みが出来上がっていたものにギターを入れていったんですけど。これがまた大変で、それぞれが好きなように入れたものを編集していくんです。
──SUGIZOさんとMIYAVIさんが各自録音されたギターを、HYDEさんが取捨選択する、と。
HYDE:そうそう、“どうやってまとめればいいんだろう?”って。いいところを切ったり貼ったりしてまとめていきました。
──それはかなり複雑で困難な作業ですよね。
HYDE:やっぱりそれぞれの個性が出る曲にしたかったので、それぞれのソロがあるようにしましたね。
▲<HYDE LIVE 2023 Presented by Rakuten NFT>客席レイアウト
──そして、9月9日と10日には、全国ツアーのファイナルとして<HYDE LIVE 2023 Presented by Rakuten NFT>が千葉・幕張メッセイベントホールにて開催されます。どのような意気込みで臨まれますか? 8月に終わったライヴハウスツアーとは“こういう部分を変えていきたい”ですとか、構想や意気込みをお聞かせください。
HYDE:基本的には全部スケールアップします。ライヴハウスとは違ってスタンディングエリアに細かな柵もないし、巨大なサークルができるようなワイルドな客席を観られると思います。でもちゃんとスタンド席もあるから、それを座って眺めることも選択できる。知り合いの年配の方も「来たい」と言ってくれたけど、「今回のライヴを観たらカルチャーショックを受けると思います」とも伝えて(笑)。客席もカオスになるだろうし、ステージもスケールアップするので、思いつく演出は全部やろうと思ってます。
──今、明かせる部分があればぜひ。
HYDE:バックドロップのLEDでは新たなNEO TOKYOをつくったりとか、そういうのも含めてトータルでのエンターテイメントとして、他では観られない、あり得ないような内容になると思います。ラウドミュージックのライヴって装飾のないクールなものだと思っている人が多いけど、僕は逆で。僕の個性はむしろそこなんじゃないかなと。もちろんクールな魅せ方もできるけど、もっと違うものを目指してますね。曲を知らなくてもたぶん楽しめるし、面白いと思いますよ。
──ラウドミュージックのライヴは一般的にクールな印象なんですか?
HYDE:いや、もっと言うとラウドに限らず、ロックミュージックのライヴかな。ステージ演出が皆無ですよね。全部は知らないけど、そんな印象があるし、僕はそこに対して何かしら差別化できるな、狙い目だなと思うから遊んでいる感じです。
──HYDEさんにしかできないライヴですよね。
HYDE:うん、そういうのが好きだから。僕にしかできないようなパフォーマンスがいっぱいあるし、バンドじゃないから余計にやりやすいんです。バンドだと、“お前一人、何目立ってんだよ?”って思われそうで気を遣うけど。今ソロでやっているような、神輿に乗って始まる演出とか、そういうのも気にしないでできるじゃないですか。
──ソロという形態だからこそ可能な、自由な魅せ方があるんでしょうかね。
HYDE:そうかもしれないですね。やっぱりバンドだと難しいんじゃないかな。
──ヴォーカルだから目立っても良いのでは?という気もするのですが、そうもいかないですかね?
HYDE:まぁ、でも気を遣うよね。ソロなら何でもありですから。バンドっぽくやることもできるし、やりやすいかも。
──ファイナル2日目の模様は、動画配信サービス『Rakuten TV』で生配信されることが決定しました。日本と韓国、香港、シンガポールで実施されるそうですね。海外の視聴者に向けて、パフォーマンスにおいて何か意識することはありそうですか?
HYDE:この間のライヴハウスツアーも結構インスタライブで配信していたし、特にはないかな。もちろん、たくさんの人たちが観てくれているのは分かってるし、アピールすることも難しくはないんだけど、それはあくまでもオマケの部分であって。やっぱりメインは自分たちのライヴで、そこに僕は自信があるから、それをそのまま観てもらうだけですね。それでファンになってもらうのが目的です。だから、なるべくいろいろな人に観てもらいたいですね。
──10月9日には<氣志團 Presents『One Night Festival 〜天挑五歌仙大演會〜』>、10月22日には<OLIVER LAND × THE GREAT SATSUMANIAN HESTIVAL 2023>にも出演されます。こちら、去年は鹿児島におけるコロナの感染拡大により、残念ながら3年連続で中止になってしまったんですよね。
HYDE:そうでしたね。去年までは<サツマニアン>と呼んでたのが、名前が変わったんですよね、<オリバニアン>。
──その後、11月には東京とアメリカ・ロサンゼルスでTHE LAST ROCKSTARSのツアーもスタートします。お忙しいですが、ソロとしてのアルバム制作も進んでいるんですよね?
HYDE:もちろんつくってるんですけど、まだあと2曲完成してなくて。でも、だいぶ完成に近付いてます。
──それは『ROENTGEN II』ではなくロックアルバムですか?
HYDE:そう。あとはタイミングがあれば、それに合わせて追い込みますけど。締め切りが決まってないと他のことをやっぱり優先しちゃうから(笑)。今はタイミング待ちですね。
取材・文◎大前多恵
撮影◎田中和子
■シングル「6or9」
リンク:https://hyde.lnk.to/6or9PR
■<HYDE LIVE 2023 Presented by Rakuten NFT>
9月10日(日) 千葉・幕張メッセ 幕張イベントホール
open15:30 / start17:06
▼チケット
●VVIP席チケット ※SOLD OUT
●VIP席チケット ※SOLD OUT
●アリーナスタンディングブロック指定チケット ※SOLD OUT
●ステージサイド席チケット ※SOLD OUT
●スタンド指定席チケットのみ一般発売中
¥8,430(税込) ※+オリジナルNFT
・NFT内容:「Rakuten NFT」オリジナルHYDE撮り下ろしNFT全3種よりランダムで選ばれた2個のNFTと、公演日付入りライブ参加記念NFT1個
※オリジナルHYDE撮り下ろしNFTは、公演日によって図柄が異なります。
※公演後、チケット購入時のメールアドレス宛にNFT取得用クーポンコードを送付。
楽天チケット https://r-t.jp/hydelive2023_makuhari
チケットぴあ https://w.pia.jp/t/hyde-tk/
ローソンチケット https://l-tike.com/hyde/
イープラス https://eplus.jp/hyde09090910/
■Rakuten TV「HYDE LIVE 2023 Presented by Rakuten NFT」配信情報
※2023年9月13日(水)20:59まで見逃し配信
特設サイト:https://ticket.rakuten.co.jp/music/jpop/jrock/RTSMHYR/
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