アナ・フランゴ・エレトリコ、10/20公開予定の3rd AL『Me Chama De Gato Que Eu Sou Sua』より先行SG「Electric Fish」8/16配信リリース

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(C)Hick Duarte

ブラジルのシンガー・ソングライター、アナ・フランゴ・エレトリコ。

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現在25歳ながら、すでに2枚のアルバムをリリース。『Little Electric Chicken Heart』 (2019)は翌年のラテングラミーにノミネートされると、ジャイルス・ピーターソンをはじめとする欧米のDJやメディア、そしてここ日本でも高く評価された。プロデューサーとしても頭角を現し、2022年にリリースされたバーラ・デゼージョのアルバム『Sim Sim Sim』の共同プロデューサーとしてラテングラミーを受賞。また自身の詩、版画、イラストをまとめたアート本も上梓するなど、極めてマルチな才能を持つ現代ブラジル音楽のキーパーソンと言える。

そのバーラ・デゼージョを筆頭に、アナのもとには才能あふれるアーティストたちが自然と集う。今回配信された先行シングル「Electric Fish」は、ブルーノ・コセンチーノやシルヴィオ・フラーガといった現代ブラジルが誇る音楽家たちとの共作だ。演奏面でもカエターノ・ヴェローゾなどのサポートで知られるベーシストのアルベルト・コンチネンチーノ、フィロー・マシャードの息子であり現代ブラジルを代表するドラマーのプリンことセルジオ・マシャード、そしてジルベルト・ジルのバンドでもギターを弾くギリエルミ・リリオらがバックを固めている。

「2021年にこのアルバムを作り始めたのは、クィアの愛についての健全な理解と感情を手段として示し、主観的に自分自身をさらけ出すことを意図していました。そういった衝動が原動力ではありましたが、これは音楽制作についてのアルバムです。『ノンバイナリー』という用語が、このアルバムのあらゆる可能性と大きく関係していると考えるのは面白いですね」。

「これまでの人生で強く影響を受けてきたものをいったん忘れて、家でくつろぎながら、友人や恋人とこれまで聴いてきたものと改めて向き合いながら、実際に私に影響を与えてきたものが何なのか。そういった調査を行うことができた、初めてのアルバムという風に感じています」。

「70'sのドラムに80's風な加工を施したもの。異なる処理を施した、異なる数十年のリファレンス。オーガニック・サウンドの限界を試し、過去に戻り、それを乗り越える! そうしてできたのがこの作品です。この音楽的な探求は、おそらくですが、リスナーによってとらえ方が異なるでしょう。私と同世代の人たちは、アルゴリズムの時代ならではの、多数、いや無限の影響源を嗅ぎ取ることができます。したがって、もし人々が私が参照したものを当てることができなくても、彼らのリスニング体験のなかからそれに近いものを見つけるはずです。おそらく、それがこのレコードの最大のゴールですね」と語るアナ。ニューアルバム『Me Chama De Gato Que Eu Sou Sua』は、10/20に全世界同時配信予定。ブラジルはRisco、日本はThink!Records (Diskunion)、US/Europeなどそれ以外の地域はMr.Bongoがディストリビューションを担当する。


「Electric Fish」

2023年8月16日
Think! Records 
配信リンク: https://thinkrecords.lnk.to/ElectricFish

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