【インタビュー】SHARE LOCK HOMES、初のアニメタイアップ曲に込めた想い「しっかり届けていきたい」
SHARE LOCK HOMES(以下、SLH)が、ついにアニソンのフィールドに進出する。8月5日に配信する新曲「天晴れ!エクストリーム忍者」は、SLH初のアニメタイアップ曲で、配信同日からTVアニメ『ニンジャラ』(テレビ東京系)のEDテーマとしてオンエアされる。
◆SHARE LOCK HOMES 画像
“踊ってみた”出身の踊り手として、歌う前は多くの有名アニソンシンガーたちのバックダンサーをつとめてきたSLH。「歌をなめんな!」と言われながらもダンスと並行してダンス&ボーカルグループの道を自ら開拓して極めていき、やっとつかんだ今回のアニメタイアップ。
インタビューでは、今作についての楽しいいつものSLHのトークから、最後はそんな彼らが本音を吐露するところまで読んでもらいたい。
◆ ◆ ◆
■「せっかくだから忍者の曲を作ってみようよ」
■海外の人に刺さりそうなワードは意識的に入れました
──祝・初のアニメタイアップ! これ、不正とかは?
全員:ないです!
SHIRAHAN:僕らの頑張りありきの、ドリーミュージック(SLH所属レコード会社)さんに頑張って頂き、協力プレイで成し遂げたんですから。
──「取れたぞ」という報告はどんな形で受けたのですか?
YUMA:ぬる〜っと? がはははっ。
RYO:ふわっと決まってました。
KARASU:あまりにもふわっと言われたから、アニメ観て実際に曲が流れるまでちょっと疑しい。流れない可能性もあるから。
YUMA:ドッキリなんじゃないかと。
──あー、お得意の(「おかえり桜」を始め、ドッキリ企画は彼らのYouTube参照)。
レコード会社:ちゃんと流れます(笑)。
──だそうです。これまでも“チェリオ”を歌い込んだり日本昔ばなしを題材にしたり、タイアップ準備万端アピールはガンガンしてきたSLHです。
YUMA:はい。ゴマを擦り上げてましたから。
SHIRAHAN:それがやっと身を結んでの今回です。見事、なりたい忍者になれました。
KARASU:いつから忍者になりたかったんや。忍者にはなりたくないけど『ニンジャラ』でタイアップできたのは嬉しい。
──『ニンジャラ』はご存知でした?
SHIRAHAN:知ってますよ。もちろん。
KARASU:ゲームは3年前からあるんで。
YUMA:『ニンジャラ』のゲーム自体、いろんなメジャーなアニメと次々とコラボするぐらい有名ですから。
──このタイアップが決まったあと、楽曲制作に入ったんですか?
RYO:そうですね。
──アニメサイドからなにかオーダーは?
RYO:アッパーな曲でということ以外、あとは自由にという感じで。忍者も取り入れなくていいといわれたんですけど、僕ら、いままで忍者の曲は作ったことがなかったんで「せっかくだから忍者の曲を作ってみようよ」と話し合いで決めて。それから制作しました。
KARASU:アニメも全部観ましたし、ゲームもいっぱいやってみて。そのなかからワードを抜いて歌詞には反映させましたね。
YUMA:俺、『ニンジャラ』のゲームはすごい課金しましたから(笑)。どうせやるならそこまでやってやろうと思って。だから、俺のアバター、めちゃくちゃ可愛いツインテールの女の子キャラなんですよ。ランクもまあまあ上までいきましたからね。やるとすっごい面白いんですよ。
──え、子供向けじゃないんですか?
YUMA:ぜんっぜん!!
KARASU:子供がやったら、ホンマ難しすぎて、勝てなくて泣きますよ。
──アニメはキッズ向けなのにね。
KARASU:そう。だから、歌詞には子供が口ずさみやすい言葉の羅列を入れて、子供が見るアニメというところは意識しました。
▲SHIRAHAN
SHIRAHAN:俺たち精神年齢がまだ子供なんで、普通に書けばハマるんですよ。
KARASU:元も子もないこというてるなぁ。
──KARASUさんが「意識しました」って言ったあとなのにねぇ。連携プレイがなってないな、今日は。
全員:がはははっ。
YUMA:でも、子供相手なのに、ど頭“芸者”ですからね。
KARASU:そこは海外を意識して。
──海外?
KARASU:そう。『ニンジャラ』はゲームもアニメも海外で幅広く浸透してるですよ。
RYO:アニメも海外公開ですからね。
KARASU:ゲームも対戦で当たるキャラは外国人だし。『ニンジャラ』自体、海外が。
YUMA:舞台だからね。
KARASU:なので、海外の人に刺さりそうな“芸者”や“富士山(フジヤマ)”などのワードは意識的に入れました。
──曲自体はキッズに寄せるのではなく、SLHらしい楽曲でしたよね。
全員:そうです。
YUMA:元々は2曲あって。もっとアニソン寄りの超キャッチーな曲と今回の曲があって。僕ら、両方歌詞を書いて「どちらがいいですか?」と提出したら今回の曲が選ばれました。でも僕ら、そのキャッチーなほうも好きなんで、そっちは挿入歌とかでね、使ってくれないかなと思ってるんですけど。
──なんで「天晴れ!エクストリーム忍者」のほうが選ばれたんだと思います?
▲YUMA
YUMA:もう1曲はOPっぽい感じなんですよ。
SHIRAHAN:選ばれた曲は、いつもの自分たちらしい曲調で。そこに、子供が歌いそうな感じをのせてったんです。「WOW WOW TONHGHT〜時には起こせよムーヴメント〜」を思い出して欲しいんですけど。早口で歌うところは、あの曲を意識してました。早口言葉みたいな歌、例えば「ポケモン言えるかな?」で。
──ポケモンの名前を連呼するところ、楽しかった!!
SHIRAHAN:ですよね? よくわかんなくても言葉の羅列が言えただけで「すげぇ!」っていわれる。そこは今の時代もそうじゃないかなと思って。と、KARASU君がいってました。
KARASU:なんでやねん。あと、羅列してるワードは全部ゲームの『ニンジャラ』に出てくるものなんですよ。ゲームでは敵を倒したら「1本」っていうんですけど。そのあとに「ゲイシャ〜」とか「スシ」、「テンプ〜ラ」とかいうんですよ。外国人が。
SHIRAHAN:ふざけて入れてる訳じゃなくて、そこも本気でやってます。
──ゲームの『ニンジャラ』をやってる人は。
KARASU:絶対わかります。
◆インタビュー【2】へ
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