ブラーのグレアム・コクソン、有名になると「たがが外れた人たちが押し寄せる」
ブラーのグレアム・コクソン(G)は、90年代、ブリットポップ旋風と共にバンドが一世を風靡すると、偏執的なファンにつきまとわれるようになり、不安で眠ることができなくなったそうだ。
コクソンは英国の『The Idler』最新号のインタビューで、一躍掴んだ名声に苦闘したと、こう語った。「たがが外れた人たちがやって来るんだ。取りつかれたような人たちだ。自分の身に起こるまで、それがどれほどの悪夢なのかわからないもんだよ。何ヶ月も眠れず、毎日、不安になる。一日中ずっとだ。最低だった」
さらに、有名人から恋人を奪ってやろうと考える人たちもいたそうだ。「ツアーに出ると、ガールフレンドのところには求婚者が殺到するんだよ。ガールフレンドを奪おうとする連中がいるんだ。彼女のことが好きっていうなら、まあわかるけど、有名人の彼女だから奪おうとするのは……ものすごく下劣な世界を知ってしまった。そんなものがあるなんて、思ってもいなかった」
ブラーは先月、2023年に活動を再開することを発表。夏にスペイン、フランス、イタリアで開催されるフェスティバルに出演し、英国とアイルランドでヘッドライン公演を開く。
Ako Suzuki