【ライブレポート】10-FEET、自身初韓国ワンマンに3000人集結「ハロー、コリア!」

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10-FEETが7月15日、自身初の韓国ワンマンライブ<10-FEET “コリンズ” TOUR 2023 in Korea>をソウル・KBSアリーナで開催した。全24曲に約3,000人が熱狂した同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆10-FEET 画像

映画『THE FIRST SLAM DUNK』は観客動員数が韓国で450万人を突破、そのエンディング主題歌「第ゼロ感」がストリーミング総再生数1億7千万回を突破するなど、現地の盛り上がりを示すように約3,000人のファンが会場に集結。10-FEETの訪韓は、今年4月にソウル龍山(ヨンサン)区CGV龍山アイパークモールで行われた<SLAM DUNK Festival>以来となる。

ライブ当日、15時30分から始まったツアーグッズ先行販売には韓国公演限定グッズも用意されるなど、開演前から長蛇の賑わい。そして開演時刻の18:30を過ぎる頃、初の韓国単独公演がスタートした。


場内が暗転、最新アルバム『コリンズ』の1曲目「SLAM」からライブがスタートすると、埋め尽くされたアリーナ会場が歓声に包まれた。「VIBES BY VIBES」ではTAKUMA(Vo, G)の「跳べー!」の声に呼応して場内が一斉にジャンプ。スタンド席にはスマホライトを点けてレスポンスする観客もいるなど、日本国内のライブやフェスとはまた違った盛り上がり。TAKUMAのギターソロやNAOKI(B, Vo.)のシャウトなど、メンバーの一挙手一投足に歓声が鳴り響く。

「ワッツアップ? コリアーー!」とのTAKUMAの呼び掛けに観客は大きな声で応え、TAKUMAはMCで、「TAKUMAアジョシ(おじさん)」「KOUICHI(Dr, Cho)アジョシ(おじさん)」「NAOKIオッパ(お兄さん)」といつも通り笑いを誘う。また、NAOKIは「昨日は雨が降っていたからチヂミを食べました」、KOUICHIは「今度一緒にカラオケ行こう」、TAKUMAは「諦めたらそこで試合終了ですよ(『SLAM DUNK』)の名台詞」とつたないハングルを懸命に披露すると、メンバーの韓国愛に呼応するように歓声も上がり、初の韓国ワンマンで観客との距離を詰めていく。


韓国でも人気の「ハローフィクサー」ではイントロが流れた瞬間に歓声が上がり、TAKUMAはサビで「ハロー、コリア!」とライブアレンジでこの声援に応えた。「RIVER」ではスマホライトでウェーブする恒例の美しい景色がここ韓国の地でも。そして朝鮮民謡「アリラン」のカバーをバンドアレンジで披露すると大合唱が生まれ、そのまま「その向こうへ」となだれ込んで場内のテンションを一段も二段も上げた。

全観客が待ち望んでいた「第ゼロ感」のイントロが鳴ると、この日一番の大歓声が上がった。派手な煙の特効も炸裂、サビでのレスポンス“ウォーウォウウォーオー”や“Swish da 着火you”では、国内でも聴いたことの無い音量の大合唱が響いた。


ライブ本編は、これも大合唱となった「ヒトリセカイ」で幕を閉じたが、すぐに大歓声のアンコールでステージへ呼び戻され、「back to the sunset」と「CHERRY BLOSSOM」の2曲を披露。それでもアンコールは止むことなく「アジョシ(おじさん)」コールも親しみを込めて沸き起こり、ダブルアンコールとしてこの日二度目の「第ゼロ感」を演奏。すると、この日の大合唱のボリュームがさらに更新されることとなった。メンバーは「カムサハムニダ!」と感謝の言葉を連ねて、名残惜しそうにステージを去った。

終演後のフロアには満面の笑顔が溢れ、場内で販売されていたアルバム『コリンズ』も即完売。グッズ販売には開演前を遥かに超える長蛇の行列が作られたことからも、この日のライブが韓国のファンにとっていかに満足度が高かったかが窺えるだろう。


「また会いましょう」という言葉を残してステージを去った10-FEETが、再び韓国を訪れるのがいつになるのかはわからないが、いずれにしても10-FEETはこの日、韓国の地で新たな大きな一歩を踏み出した。

■<10-FEET “COLLINS” TOUR 2023 in Korea>7月15日(土)@韓国KBSアリーナSETLIST

01. SLAM
02. VIBES BY VIBES
03. アオ
04. 1sec.
05. aRIVAL
06. 和
07. SHOES
08. goes on
09. シエラのように
10. ハローフィクサー
11. 2%
12. アンテナラスト
13. STONE COLD BREAK
14. ブラインドマン
15. 深海魚
16. RIVER
17. アリラン(cover)
18. その向こうへ
19. 第ゼロ感
20. 蜃気楼
21. ヒトリセカイ
encore
01. back to the sunset
02. CHERRY BLOSSOM
W encore
01. 第ゼロ感

■<10-FEET “コリンズ” TOUR 2023>

1月16日(月) 熊本B.9 V1
1月18日(水) 広島BLUE LIVE
1月20日(金) 高松festhalle
1月23日(月) 浜松 窓枠
1月25日(水) 静岡LIVE ROXY
1月27日(金) 甲府CONVICTION
2月06日(月) 周南RISING HALL
2月08日(水) 佐賀GEILS
2月10日(金) 長崎DRUM Be-7
2月14日(火) 大分DRUM Be-0
2月16日(木) 宮崎LAZARUS
2月18日(土) 鹿児島CAPARVO HALL
2月22日(水) 松山W STUDIO RED
2月24日(金) 高知CARAVAN SARY
2月28日(火) 岡山CRAZYMAMA KINGDOM
3月02日(木) 米子AZTiC laughs
3月04日(土) 松江AZTiC canova
3月13日(月) 水戸LIGHT HOUSE
3月15日(水) いわきclub SONIC
3月17日(金) 郡山HIPSHOT JAPAN
3月22日(水) 青森Quarter
3月24日(金) 盛岡Club Change WAVE
3月28日(火) 秋田CLUB SWINDLE
3月30日(木) 山形MUSIC 昭和 SESSION
4月10日(月) 大津B-FLAT
4月12日(水) 奈良NEVER LAND
4月14日(金) 和歌山SHELTER
4月18日(火) 神戸 太陽と虎
4月20日(木) 徳島club GRINDHOUSE
4月24日(月) 金沢EIGHT HALL
4月26日(水) 富山MAIRO
4月28日(金) 長野CLUB JUNK BOX
5月10日(水) 新潟LOTS
5月12日(金) 福井県 県民ホール
5月18日(木) 北見ONION HOLL
5月20日(土) 帯広MEGA STONE
5月22日(月) 旭川CASINO DRIVE
5月24日(水) 小樽GOLDSTONE
5月26日(金) 函館club COCOA
6月06日(火) 岐阜club-G
6月08日(木) 四日市CLUB ROOTS
6月12日(月) さいたま新都心HEAVEN'S ROCK
6月14日(水) 宇都宮HEAVEN'S ROCK
6月16日(金) 高崎芸術劇場 スタジオシアター
6月20日(火) 千葉LOOK
6月22日(木) 熊谷HEAVEN'S ROCK
7月15日(土) 韓国・KBSアリーナ
〜FINAL SERIES〜
10月12日(木) 京都KBSホール
10月16日(月) KT Zepp Yokohama
10月20日(金) Zepp Fukuoka
10月24日(火) 仙台GIGS
10月28日(土) Zepp Sapporo
11月01日(水) Zepp Nagoya
11月07日(火) Zepp Osaka Bayside
11月14日(火) Zepp Haneda
11月23日(木祝) 沖縄 ミュージックタウン音市場
https://10-feet.kyoto/

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