【俺の楽器・私の愛機】1337「松崎氏を偲んで…」

【ゾディアックワークス・オーダーメイドベース】（名古屋市　スペクター愛好家　46歳）


以前、スペクターを取り上げて頂いた者です。今回は、ゾディアックワークスでは少し珍しい、ベースを紹介させてください。去年の松崎氏の突然の死去、そして先日の事業停止発表と、今しかないタイミングだと思いましたので…。

二十歳の時、某専門誌の楽器紹介ページでエスカレーターズのベーシスト川西氏のモデルとして紹介されていたものに一目惚れし、若気の至りで当時下北沢にあった工房を訪問、松崎氏と直接お話しさせてもらい自分なりにカスタマイズしました。

変更点は、
・JBタイプのネックをPBタイプに
・ペグを逆巻に
・ヘッドに当時付き合ってた女性の名前をアナグラムにして記載(これだけは本気で後悔してます笑)
の3点。

ハム2発に見えますが、シングルコイル2×2で、スイッチで組み合わせを変更できます。バルトリーニは上品かつ繊細で、二十歳の若造には使いこなせませんでした。

鮮やかなブルーのアッシュ1ピースのボディにピックガードの白、オレンジに塗られたネックが映える綺麗な１本です。

現在はスペクターをゴリゴリに弾くスタイルでなかなかこいつを弾いてあげる機会がありませんが、松崎氏とゾディアックワークス、そして初めてのオーダーメイドの思い出として、ここに残しておきます。





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始めてみたベースだ。しかもゾディアック。コントロール部はスティングレイな感じだけど、面構えはセイバー的な感じ。ヘッドはスターキャスター風ですね。ネックにはバインディングもあって、ブロックポジションとともに、既視感あるけど見たことないみたいな不思議な一本。そしてやはり触れずにはいられないのが、変更点の3つ目でしょうか。ROSIAをそのロゴで入れちゃうと単にスレイブ（註：ルナシーファン）なのねとしか思わないのだけれど、まさかのアナグラム。そりゃもう、さおりさんやん（笑）。それにしても松崎さんの急逝は業界の激震でした。彼にお世話になった人は業界内にも山ほどいますから、本当に残念。天国ではどんなモデルを開発しているのでしょう。改めまして哀悼の意を表します。（JMN統括編集長 烏丸）



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