ジョージ・リンチ、ドッケンのクラシック・ラインナップによる再結成「多分、もうないね」

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ジョージ・リンチは頻繁にドッケンの公演に参加し、ドン・ドッケンと良好な関係にあるが、クラシック・ラインナップによる再結成はもう難しいと考えているそうだ。

ドッケンは2016年秋、ドン・ドッケン(Vo)、ジョージ・リンチ(G)、ジェフ・ピルソン(B)、ミック・ブラウン(Dr)のクラシック・ラインナップが再結成し、アメリカでのウォーミングアップ公演と日本ツアーを開催した。

最近、『TotalRock』のインタビューで、さらなる再結成の可能性を問われたリンチは「多分、ないと思う」と答え、その理由をこう説明した。「ミックはドラムをプレイするのを止めた。機材を売り払った。彼はもうドラマーではない。彼の弟スティーヴは、とても彼に似ていて、(リンチとピルソンのバンド)ジ・エンド・マシーンでプレイしてる。ミックがジ・エンド・マシーンのファースト・アルバムでプレイし、いまはスティーヴ・ブラウンだ。だから、スティーヴはドッケンの再結成に相応しいだろう。でも、ジェフはもうフォリナーに14年もいる。俺は9ものバンドを抱えている。俺らは年を取りつつあるし、ドッケンのリユニオンをまとめるのは、政治的にも個人的にも、すごくすごく難しい」

「その上、俺らは自分たちに正直に問う必要がある。これは単に金の問題なのか、それとも素晴らしいアルバムができるのか、有終の美になるのかってね」「俺は、その答えは“船はすでに港を去った”だと思ってる」

リンチは、ドッケンの公演にゲスト参加していることに関しては、「一番いいところは、ドンと俺がすごく上手くやってるって点だ。バンドは素晴らしく、みんながハッピーだ」「会場は満杯で、誰もが楽しんでいる。オーディエンスは俺らと一体で、これが、彼らが待ち望んでいることだ。ビューティフルなモーメントだ。自己満足ではない」と話している。

リンチは現在、彼のバンド、リンチ・モブとドッケンの北米ツアーに参加中。ドッケンのパフォーマンスにはアンコールで登場している。

Ako Suzuki
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