【ライブレポート】徳永ゆうき、10周年記念ライブ＜勇往邁進＞で「生涯現役で進んでいければ」

徳永ゆうきが2月3日、東京・渋谷のSHIBUYA PLEASURE PLEASUREで昼夜二公演のデビュー10周年記念ライブ＜10th Special Live ～勇往邁進～ありがとう。これからも。＞を開催した。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。

◆徳永ゆうき 画像

大阪出身、『NHKのど自慢』グランドチャンピオンをきっかけとして2013年に「さよならは涙に」で歌手デビューした徳永は、カピパラ的ビジュアルに着物が似合う体格、撮り鉄が趣味というオタク的な側面も併せ持つ演歌歌手として、お茶の間にその存在感を広く浸透させてきた。

2022年はカバー曲を集めた『徳永、奏でる』のデジタルリリースをはじめ、オフィシャルYouTubeチャンネルでカバー曲を公開していったほか、バラエティ、鉄道番組、舞台に積極的に活動を展開。また、10周年イヤーとなる2023年1月にはテレビ番組『千鳥の鬼レンチャン』で悲願の初制覇を果たし、100万円を獲得した。


落ち着いた声と演歌ジャンルのイメージゆえのギャップがあるかもしれないが、現在27歳だ。デビュー10年を祝福するライブ＜勇往邁進＞は「平成ドドンパ音頭」からスタートし、「夢さがしに行こう」 「函館慕情」「津軽の風」 と代表曲をメドレーにて披露しつつ、ご当地渋谷で歌唱された「渋谷節だよ青春は」で会場が一気にヒートアップした。

「飛ばしすぎました（笑）。なんとかこの日を無事に迎えられることができ、ほっととしています。まだまだ10年、これからも生涯現役で進んでいければ」──徳永ゆうき

意気込みをこう語った後は、この日のために集まった“徳ちゃんスペシャルバンド”での生演奏へ。第一部では民謡歌手の牧岡奈美を迎え奄美コーナーが届けられたほか、米米CLUBのMINAKOゲストに加わって「浪漫飛行」のコラボが披露された。一方の第二部では、紘毅をゲストに迎えて「白い雲のように」などカバー曲を歌唱した。そしてライブ中盤では、ミュージカルでの共演をきっかけに交流がはじまった東京力車のメンバーとの「まつり」など盛り沢山なコラボが華を添え、全編お祝いムードあふれるステージとなった。


「ライブはみなさんの表情がみえて、反応があると嬉しい。ふるさとを思い出しながら、大切さを感じ、春夏秋冬巡り巡って頑張っていこうと思う」──徳永ゆうき

こう語った徳永は、かつて過ごした故郷を想起する楽曲「車輪の夢」で本編を締めくくった。

アンコールでは「明るく、ちょっとでも笑顔にみなさんがなれるような応援歌になれば」と語り、2月1日リリースの最新アルバム『徳永がくる』収録曲より新曲「なんとかなるさ」を披露。同曲は前作同様youth caseが作詞作曲を手掛けたものだ。カラフルなペンライトが埋め尽くした会場に美しい歌声が響き渡り、デビュー10周年記念ライブ＜10th Special Live ～勇往邁進～ありがとう。これからも。＞が終了した。