【俺の楽器・私の愛機】1193「他社では出せないエコーサウンド」

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【ROCKMAN ステレオ エコー】(埼玉県 パンツァー 6x歳)


今回照会するのは購入してから30年以上愛用しているロックマンシリーズのステレオエコーです。

ベースとなっているのはトムショルがライブでよく使用しているエコープレックス社のテープエコーです(別名Highpower space pedalとも呼んでいる)。特徴としては他社にはないPAN SELECTが付いていて左右のディレイタイムが独立しているので、アンプを2台ステレオ出力すると踏切の遮断機がキンコンカンコン鳴っているような効果音を出すことができアンプの距離を離すとその効果がよくわかります。

通常ならばエコーマシン2台とアンプ2台を接続しないと出せないのですが、これだと1台で済みます。もう一つの特徴はFeedbackが無限まであり無限までスライドするとエコーが鳴りっぱなしになります。但しずーと鳴らしぱなしにするとスピーカーを傷めてしまうので殆ど使いません。

ロックマンシリーズは当時他社にはない1台で2台分などの機能が付いていたので今のマルチエフェクトより使い勝手がシンプルで自慢できるエフェクターですが、当時の学生には高価過ぎて手が出せないエフェクターです。


   ◆   ◆   ◆

ロックマンほど個性と特徴を放つ機材もなかなかないですよね。ロックマンはロックマンの音しか出せないけど、ロックマンの音はロックマンでしか出せない。当たり前のようで、これって凄いことだとも思います。このようなブチギレた個性が確立しているのも、アナログ機器ならではの魅力ってことでしょうか。クリップ/オーバードライブしちゃうという暴れん坊な動作がロックなサウンドを生み出したというエレキギター文化の中で、発信したりオーバーロードぎりぎりなアナログ機材って、人間の体温とか鼓動とかと同様に艶めかしく揺れ動く躍動を感じます。私も学生時代はパワーソークのお世話になりました。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
※最大5枚まで

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全国約1,000カ所の音楽関連スポットで、毎月20日に配布中されるフリーマガジン「music UP's」にて、楽器人の特集を掲載、【俺の楽器・私の愛機】で紹介された投稿の中からあなたの愛機をご紹介させていただきます。

※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。

引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。

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