【インタビュー】Conton Candy「全世代の人たちに愛されるバンドになりたい」

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Conton Candyが2nd EP『angel』を7月27日にリリースした。

Conton Candyは、八島紬衣(つむぎ:Vo、G)、双子の鈴木楓華(ふうか:B)と鈴木彩楓(さやか:Dr)の3ピースバンド。2018年に高校の軽音楽部の部員同士で結成、2021年3月に現体制となった。今作『angel』はフィジカルとしては2作目のリリースにあたる。

声色はキュートだが剥き出しの感情表現を伴うボーカル、疾走感溢れる3ピースサウンド、主に恋愛における生々しい心の動きを描いた歌詞…と、この音楽にあるのは現在19歳の3人のリアルのみ。2021年10月に発表した「ロングスカートは靡いて」をきっかけに火がつき、ティーンエイジャーを中心に広い世代から支持を集めている。


今回は『angel』のリリースを記念して、BARKS初のインタビューを実施。バンドのプロフィール面や『angel』の制作エピソード、今後の展望などを聞いた。

   ◆   ◆   ◆

八島紬衣(Vo、G):実は私たち、今日が人生で初めてのインタビューなんですよ。

──そうなんですか! 貴重な機会をありがとうございます。

八島紬衣:こちらこそありがとうございます。よろしくお願いします。

──Conton Candyは軽音楽部のメンバー同士で結成されたバンドなんですよね。

八島紬衣:はい。私たちの通っていた高校って軽音楽部が強い高校だったんです。結構厳しいところで、オリジナル曲しかやっちゃいけないというルールがあったり。入部すると、まず先輩方が新入部員の名前を書いた紙をボックスの中からランダムに引いて、育成バンドというものを組むんですよ。そのあと、育成バンドで発表会をして、先輩方や先生方が「このパートは誰が一番よかったか」という投票をするんですけど、その時に選ばれた人たちはそこで正式にバンドを組むことになるんです。私たちはそれで組んだバンドですね。

──ということは、お互いに声を掛け合って集まったわけではないんですね。

鈴木彩楓(Dr):そうですね。

鈴木楓華(B):自分たちの意思ではなく、気付いたらバンドメンバーが決定していました(笑)。他の子たちは仲のいい人たち同士で「一緒に組もう」って言い合っていたんですよ。だけど、私たちはそうじゃなかったから、初めは「あ、よろしくね…」みたいな感じで。つむ(紬衣)はクラスが遠くて、あんまり話す機会がなったからね。

八島紬衣:そうそう。


八島紬衣(Vo、G)

──どこかのタイミングで「こういうバンドにしたいよね」と話すことはありましたか?

八島紬衣:部の中にバンド申請という制度があったんです。バンド名や由来、「こういうバンドになっていきたいです」というところまで全部自分たちで考えて申請するんですけど、申請が通らないと、曲を作り始めちゃいけないし、ライブにも出ちゃいけないという決まりがあって。

──ストイックな制度ですね。

鈴木楓華:しかもみんなから賛同の拍手をもらわないと申請が通らないんです。先輩方や顧問の先生から「このバンド名はどういう意味ですか?」というふうに質問攻めされるし、そこで答えに詰まったら「はい、やり直しね」みたいな。

八島紬衣:そんな感じだったので、その時にみんなでいろいろと考えましたね。Conton Candyというバンド名は当時からずっと変えていないんですけど、字面だけ見たらかわいい感じだし、「ポップなバンドなのかな?」と思われそうじゃないですか。でも「混沌」という言葉が入っているように、実際にライブを観てみたら、パワフルで熱量があるという。そんなギャップを見せられたらいいよね、そんな音楽を届けられたらいいよね、というニュアンスでこのバンド名をつけました。

──みなさんの音楽性を的確に表しているバンド名だし、最初の段階で「私たちはこれだ」と思えたのが不思議ですよね。

八島紬衣:確かに。本当に「気付いたらここにいる」という感覚です。

──ところで、楓華さんと彩楓さんは双子なんですよね。双子でリズム隊っていいですね。

鈴木楓華:楽器を始めた時はリズム隊という概念を知らなかったんですよ。私は低い音が好きになったタイミングがあって、その時「ベースやりたいな」って思ったんですけど。

鈴木彩楓:私はORANGE RANGEの元ドラムのKATCHANさんが楽しそうに叩いているのをライブで観て、私もやってみたいなと思ったんです。なので、それぞれ別々の楽器を始めたら、それがリズム隊と呼ばれるものだったと後から知ったんですよね。

──音楽の趣味は近いんですか?

鈴木彩楓:おうちで音楽を流しているので、聴いているものはほぼ一緒ですね。お母さんはORANGE RANGE、お父さんはTHE BLUE HEARTSが好きだったので、その2組は私たちも小っちゃい頃からずっと聴いているんですけど、最近はくるりやスピッツ、星野源をよく聴いています。

鈴木楓華:私は奥田民生やハナレグミを聴いています。

鈴木彩楓:洋楽だと、JACKSON 5やDoobie Brothers、NICKELBACK、BON JOVIを聴きますね。

──八島さんは以前ライブの時に銀杏BOYZのTシャツを着ていましたよね。

八島紬衣:銀杏BOYZ、大好きなんです。語り出すと止まらないんですけど、峯田(和伸)さんって外見がちょっと破天荒な感じじゃないですか。それなのに、あんなに純粋でまっすぐなラブソングを書けるなんて、「この人は永遠に中学生なんだろうな」とキュンキュンしちゃって。それで楽曲をたくさん聴くようになりました。

──他にはどういう音楽が好きですか?

八島紬衣:最近は、双子にACIDMANさんをおすすめしましたね。あとは、ストレイテナーさんも好きだし、細美武士さんが好きなので、ELLEGARDENさんもMONOEYESさんもthe HIATUSさんもよく聴きます。ガールズバンドだと、チャットモンチーさんとか、YUKIさんとか。

──やっぱりバンドが好きなんですね。

八島紬衣:バンドは好きですね。私、小学校4年生の時から家族みんなで<ROCK IN JAPAN FESTIVAL>に毎年行っていたんですよ。だから小学生の頃からバンドが大好きでしたし、バンドマンになることがずっと夢だったんですよね。でも、好きなバンドの話をすると、年齢を詐称しているんじゃないかと疑われることが多いんです。

──八島さんは今19歳なので、確かに今挙げてもらったバンドはリアルタイムではないですよね。音楽の趣味を共有できる友達はいましたか?

八島紬衣:いや、いなかったです。

──そういう気持ちを持ったまま、軽音楽部に入って、バンドを組むことになって、楓華さんや彩楓さんに出会えたことは大きいですか?

八島紬衣:大きいと思いますね。19年間生きてきて「人生のターニングポイントはどこだろう?」と考えた時に、やっぱり、高校に入学して軽音楽部に入部したところがそうだったんじゃないかと思うんです。軽音楽部に入ったから双子に出会えたし、顧問の先生にも出会えたし、音楽をより好きになることができたので。出会えてよかったなと思います。

──バンド活動の話に戻すと、Conton Candyは2020年に活動休止したあと、2021年3月に活動を再開していますね。その際、元々リードギターだった八島さんがギター&ボーカルに転向しています。

八島紬衣:歌うのは小っちゃい頃から好きだったんですけど、ボーカルの経験は全くありませんでした。元々リードギター志望で軽音に入ったので、自分がボーカルになるなんて夢にも思っていなかったし、「自分の声ってどうなんだろう?」ということを考えたこともなかったので、最初は不安だらけでしたね。

鈴木彩楓:でも、高2の時の文化祭で、つむが弾き語りステージでConton Candyの曲を歌っていたんですよ。私はそれを聴いてファンだったので、歌ってもらえたらいいなと思っていました。


鈴木楓華(ふうか:B)

──八島さんの歌のどういうところが好きですか?

鈴木楓華:他の人にない声をしてるなあと思います。

鈴木彩楓:歌い方も個性があって、つむちゃん節があるんですよ。音源を聴いて「声がかわいいな」と思う人もいると思うんですけど、ライブを観てもらったらきっと驚きますよ。何て言うか、漢って感じ?(笑)

八島紬衣:あははは! でもその通りだなって思う。私も自分の音源を聴いていると、たまに自分の声に胸をえぐられる感覚になるんだよね。

──八島さんの中には「こういうボーカリストになりたい」というイメージはあったんですか?

八島紬衣:最初の頃は歌うだけで精一杯だったんですけど、ライブを重ねていくにつれて、「歌が上手いだけじゃ本当のボーカリストではないな」と気付くことができて。音程が合っているかどうかじゃなくて、今自分が持っている気持ちを相手にどれだけ届けられるかが大事というか。今はそういうことを意識してライブをしています。

──それは聴いていてもすごく伝わってきます。例えば、2021年10月に配信リリースされ、1st EP『PURE』にも収録された「ロングスカートは靡いて」は、八島さんのボーカルが素晴らしい曲のひとつでしたよね。レコーディングした時のことは覚えていますか?

八島紬衣:1st EPの時に初めて本格的なレコーディングを経験したので、何もかもが探り探りだったし、レコーディングの時もエンジニアさんにたくさん助けてもらったんですよ。しかも私はボーカルを始めたての頃だったから、キーの高い「ロングスカートは靡いて」を歌うのが当時はしんどくて。「これ、地声じゃ届かない」とぶっ倒れながらレコーディングしてました。

──逆に言うと、「裏声で出すのは何か違う」「ぶっ倒れてでも出さなきゃ」という感覚がどこかにあったんですかね?

八島紬衣:そうですね。私は負けず嫌いなので、「ここは裏声じゃダメだ」というプライドが自分の中にあったのかもしれないです。

──その「ロングスカートは靡いて」をきっかけにConton Candyを知ったリスナーも多いかと思います。ここまでたくさんの人に聴かれる曲になると想像していましたか?

一同:(首を振りながら)全然想像してなかったです。

八島紬衣:デモの段階から「すごくいい曲だな」とは感じていたし、新鮮な楽曲だなとも思っていたんですけど、まさかこんなにたくさんの人に聴いてもらえるとは思っていなかったですね。だからすごく嬉しいし、驚きも大きくて。

鈴木彩楓:「こんなところにまで届いているんだ」って思いました。

──そしてこのたび、2nd EP『angel』が完成しました。どんな作品になったと思っていますか?

八島紬衣:1枚目の時もそうだったんですけど、EPを作る時って“偶然の奇跡”が起こることが多いんですよ。自分たちが入れたい楽曲の候補を出してみて、感覚的に「この5曲がいいかもね」と決めていったはずなのに、その5曲にまとまりがあったりする。1枚目の時は、一通り聴いた時に初々しさの残る楽曲が多かったので『PURE』というタイトルにしたんですけど、今回は2枚目ということで、ちょっと大人っぽくなったなと思います。さっき話したように、1st EPの時は私たちも探り探りだったんですよ。だけど2枚目となると、バンドとしての実感が出てきたというか…。

鈴木彩楓:いや、まだまだじゃない?(笑)経験を積んだってこと?

八島紬衣:そうそう。1stの頃よりも成長したなと自分たちでも思えるような、分かりやすい言葉で言うと、垢ぬけたような1枚になったんじゃないかなと思っています。

──確かに。1stの全力投球感もよかったですけど、今作はフレーズやリズム、アレンジなどから遊び心や抜け感を感じる曲が多いので、バンドとして前進した印象はありました。

八島紬衣:伝わって嬉しいです。


鈴木彩楓(さやか:Dr)

──楓華さん、彩楓さんはどんな作品になったと思っていますか?

鈴木彩楓:お気に入りの曲がいっぱい入ったEPになりました。「月と太陽」はライブでもやっていない完全な新曲なんですけど、他の4曲に関しては、ライブで育てた曲をやっと出せたという感じです。なので、私たちの成長を見てもらえるんじゃないかなと思います。

鈴木楓華:さっきつむが言っていたように、最初は探り探りだったけど、自分たちのやりたいことが分かってきて、どの曲も胸を張って作ることができました。新しいConton Candyを聴けるようなEPになっているんじゃないかと思います。

──どんなところに新しさを感じますか?

鈴木楓華:コーラスにかなり力を入れました。三部合唱みたいになっているところがあるのでそこは聴いてほしいですね。あと、ミックスチェックの時にエンジニアさんと話し合って、やってみたいことをお伝えしたんですよ。例えば、「envy」のBメロでは、ディレイを使ってボーカルやコーラスを左右に飛ばしていて、ステレオ効果を出しています。そういう細かいところにもこだわっていて。

八島紬衣:そう考えると、「これいいね」「これやってみよう」というアイデアがポンポン出てくるような状況で制作できていたのかなと思います。

──クレジットは「作詞 / 作曲:Conton Candy」となっていますが、例えば1曲目の「執着」はどのように作っていきましたか?

八島紬衣:作詞作曲は基本的に私がしています。どの曲もおうちで弾き語りをしながら作っているんですけど、私は機械に全然触れないので、デモもずっとアナログで作っていて。双子には弾き語りのフルサイズの音源を送って、その時に例えば「Aメロはこういうキメで行きたい」「サビはドカンと盛り上げたい」というふうに、構成だけある程度伝えています。それを元に2人にフレーズを作ってきてもらって、そのあと3人でスタジオに入って合わせながら「ここは違うね」「こうしようか」と言いながらアレンジを加えていく、というのが基本の作り方ですね。

──なるほど。

八島紬衣:「執着」は、前にスタッフの方から「つむの歌って言葉が詰まっているから、ずっと歌っているように聴こえるよね」と言われたので、「じゃあ“間”を意識した曲を1曲作ってみようかな」と思いながら作り始めました。なので、自分が歌っていないところが結構多いし、メロディも歌詞もすごく聞き取りやすいと思います。あと、歌詞や題名だけを見るとドロドロしている感じに捉えられてしまうと思うんですけど、曲調やコードは爽やかなので、そのギャップを楽しんでもらえるんじゃないかなと。

鈴木彩楓:ドラムも、爽やかで気持ちいいビートを意識して作りました。

──「爽やか」というワードは3人の間で共有していたんですか?

八島紬衣:いや、そう伝えていたわけではないんですけど、2人が作ってきてくれたフレーズやリフを聴いて「あ、方向性は一致しているな」と感じましたね。

──言わずとも一致したというか。

八島紬衣:結構そんな感じで作ることが多いです。

鈴木楓華:3人とも感覚型なので。


──「執着」に限らずですが、Conton Candyの曲を聴いていると、一人称の感情をボーカルもギターもベースもドラムも一体となって表現しているように感じます。例えば制作中に、「これはこういうことを歌っている曲だよね」という解釈を擦り合わせる時間があるんでしょうか?

鈴木彩楓:話し合うというよりかは、つむの弾き語り音源を聴いて「つむはどこで盛り上げたいんだろう」「どこで爆発したいんだろう」というのを汲み取って、それをフレーズに表すことが多いですね。あと、私は歌詞を届けるのは大事だと思っているので、例えば「エンジェルスモーク」の「終電より何本も早い電車」という歌詞のところで、スネアをちょっと電車の音っぽくしたり、歌詞からアレンジを考えることもあります。

鈴木楓華:逆に私は、めっちゃ感覚で作っているんですよね(笑)。でも、不思議なことにつむの歌詞やメロディにマッチすることが多くて。

八島紬衣:でもそれも、デモをよく聴いている証拠じゃない?

鈴木楓華:そうなのかな? でも確かに、デモが来たらおうちでめっちゃ聴きます。たくさん聴いて、自分の中に全部取り込んで、スタジオではその時に出たものを弾いていますね。

──歌詞は全体的に内省的で、かつ恋愛や心の動きを歌った曲が多いですよね。そのうえで、恋のときめきやきらきらした感じよりも、もっとドロッとした感情を歌っている曲が多いように思います。

八島紬衣:そうですね。私の場合、きらきらしたものを言葉に変換しようとすると、急に語彙力がなくなってしまうので…「ヤバい、尊い」みたいな感じの曲になっちゃうかもしれない(笑)。

鈴木楓華:(笑)。逆にそういう曲も1曲作ってみてほしい(笑)。

──歌詞を書く時は、自分の体験から物語を引っ張り出していますか? それとも、別の何かに成りきっているような感覚で書いていますか?

八島紬衣:両方あります。自分が実際に経験したことやその時感じた気持ちを言葉にすることもあれば、映画やドラマの主人公に憑依しながら書くこともあるし、友達から恋愛相談を受けて「この子はきっとこういうところで悩んでしまっているんだろうな」と言葉に変換することもあるし。例えば「エンジェルスモーク」の歌詞は、映画「愛がなんだ」を観た時に「もしも私がこの物語の主人公だったら」と想像しながら書いたんですよ。もしも私がこの女の子だったら、きっと映画の半分もいかないうちに、告白して、玉砕して、一人で泣いて帰っていくんだろうな…と。

──なるほど。先ほど「きらきらした曲を書くための語彙力がない」とおっしゃっていましたが、今の話と照らし合わせると「自分がこの物語の主人公だとしたら」という想像の時点でハッピーエンドを想定していないということですよね。なので、語彙力云々の話でもない気がするんですが。

八島紬衣:確かにそうですね。…根暗なんですかね(笑)?

──根暗とは思いませんが、多分、そういう性質なんでしょうね。Conton Candyの曲は、恋をして、そのうち嫉妬や独占欲などのドロッとした気持ちが出てきて、最終的に破滅していく曲ばかりだなと私は感じています。楓華さん、彩楓さんは八島さんの書く歌詞に対してどう思いますか?

鈴木楓華:こういう想いをしている女の子って結構多いと思うんですよ。だから、悲しい想いをした女の子が聴いたらすごく共感してくれるんじゃないかなと思います。

鈴木彩楓:うんうん。

鈴木楓華:私もそういう失恋ソングに寄り添ってもらった経験がたくさんあるんですよ。失恋ソングって明るくて前向きなものは多くないと思うんですけど、聴いていると「私と同じようなことを考えている人がいるのかも」と思えるから安心するし、夜にひとりで聴いていると寄り添ってもらえている感じがする。それって友達に相談している感覚に近いと思うんですけど、直接話をするとかじゃなくて、音楽を介してそう思えるっていいなあと思います。

──Conton Candyもそういう寄り添い方ができるバンドになりたいという想いがあるんでしょうか?



八島紬衣:そうですね。すごくあります。インスタで質問を募集すると、特にテーマを設けているわけでもないのに、恋愛系の質問が来ることが多いんですよ。なので、恋愛で悩んでいる人のことを、自分たちの音楽が支えられる部分もあるのかな、と感じていて。「この曲を聴いて元気が出ました」「もうちょっと頑張ってみようと思いました」と言ってくれる人もいるので、これからも届けていきたいなと思ってます。

鈴木楓華:聴いてくれている人にとって一番近いバンドになりたいですね。つらい時にも楽しい時にも、いつでも聴いてもらえるような。

鈴木彩楓:みんなに愛されるバンドになりたいです。

八島紬衣:そうだね。やっぱり全世代の人たちに愛されるバンドになりたいよね。

鈴木彩楓:そう、それが言いたかった(笑)。

八島紬衣:あと、最初の方に話したように、私たちが好きなバンドって、自分たちが生まれる前や、まだ赤ちゃんだった頃から活動されていたバンドなんですよ。それなのに、今自分たちの世代が聴いているなんてすごいことだなと思っていて。なので、同じように、今おなかにいる赤ちゃんが20歳になった時に、Conton Candyの音楽がそこにあったら嬉しいなと思いますね。時代がいくら流れたとしても、全世代の人たちの心に残るような音楽を作っていきたいです。

──今後叶えたい夢はありますか?

八島紬衣:大型フェスや日本武道館のように、自分たちが好きなバンドを観に行っていたハコに出られるようになりたいですね。自分たちだけじゃなくて、今Conton Candyの音楽を聴いてくれて、応援してくださっているみなさんと一緒に、大きくなっていけたらいいなと思っています。

取材・文◎蜂須賀ちなみ



Conton Candy 2nd EP 「angel」

2022年7月27日リリース
UXCL-282 \1,500(tax in)
1.執着
2.envy
3.エンジェルスモーク
4.濁り
5.月と太陽
◆「angel」配信リンク

<レコ発ツーマンツアーangel tour>

8月12日(金) 名古屋 @栄 R.A.D
8月14日(日) 大阪 @三国ヶ丘 FUZZ
8月21日(日) 東京ファイナル @ 渋谷 eggman
全日程共通:OPEN/START:18:00/19:00 前売り3,000円 当日3,500円
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