【俺の楽器・私の愛機】999「GAS患者の手記その4」
【Wolfgangたち】(東京都 スタミナ定食 26歳)
青春の日々を懐かしんでいたのをきっかけに、不治の病とされるGASを患ってしまった者です。
発症から一年ほど経ち、幾度かの発作を経て近頃は小康状態を保っていました。もう寛解したかな?と思い始めていた頃、冷やかし楽器巡りをしているとゴールドトップのウルフギャングSPが。
あっ…
暫くぶりの嫌な汗が滲んできました。買っちゃう時って大体こうなんですよね。もう置き場所もないからと一旦その場を離れるも時すでに遅し。マーシャルで二つくらいコード鳴らして持って帰ってきました。
高校時代に親友と観に行った2013年のVH東京ドーム公演以来、ずっといつかは欲しいと思っていたウルフギャング。次の来日も絶対行こうな!エディは長生きしそうだし!なんて言っていた約束も、もう叶わぬものとなってしまったことは未だ信じきれずにいます。
Specialでこんなにいい音なのか…いつかは本命だった黒のアーチトップも手にしたいな…あれさえあればこの病気とも、きっとお別れだよな…。数日後、ヤマトがクソでかい段ボールを持って現れました。
中身はブラックのウルフ。何日か前の自分からのプレゼントみたいで、恐らく晩酌中に大きめの発作を起こしたものだと思われます。GASの発作だったとはいえ10年弱焦がれてきたギターが目の前にあるのは替え難い喜びで、発症した自分に誇らしささえ感じてしまいます。
手に入れられて本当に良かったです。どうやら代金の支払いは今日からの自分に一任されているようで、今日の昼食は塩水でした。
次はタバコバーストが欲しいなぁ。それとパープルタイガー。
◆ ◆ ◆
私もGASを発症させたときはエア・ギターならぬエアめしでした。飯抜き定食を食べたのだと自分に言い聞かせておりましたが、塩水ってのは初めて聞いた。これはジワる。でもちょっとだけ身体をいたわっている…のか?わからん。それにしても以前も知らぬ間にポチっていましたよね。GAS症状に改善の兆しはみられないようです。26歳でジョージ・リンチを知っているという性癖が症状をこじらせている元凶でしょうね。つまりは完治は困難です。愉快なGAS生活、おめでとう。一生付き合っていくことにあると思いますが、何らかのはけ口は、このコーナーが受け止めます。(JMN統括編集長 烏丸)
★皆さんの楽器を紹介させてください
(1)投稿タイトル
(例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
(例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
(例)トラヴィス・ビーン TB-1000
(例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
(例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
(例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
※最大5枚まで
●応募フォーム:https://forms.gle/KaYtg18TbwtqysmR7
「楽器人の投稿がmusic UP'sに掲載されます」
※毎月の掲載数は2~4件ほどの予定です。選出はBARKS編集部で行ないます。
※掲載の選出対象は【俺の楽器・私の愛機】コーナーにて2022年5月30日以降に掲載された投稿が対象となります。
引き続き【俺の楽器・私の愛機】をお楽しみください。今後ともBARKS楽器人をよろしくお願いいたします。
◆【俺の楽器・私の愛機】まとめページ