D、2年3ヶ月ぶりの有観客ワンマン開催

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Dが5月5日、川崎CLUB CITTA'にて<D 19th Anniversary Special Premium Live「Dearest you 2022」>を開催した。

◆ライブ写真

2年3ヶ月ぶりに開催された有観客での本ワンマンライブは、ソールドアウト。公演タイトルにあるように、2007年リリースのシングル「Dearest you」の世界観をテーマに、衣装やヘアメイクも当時を踏襲した形でライブが繰り広げられた。


シングル限定盤に収録されている「Dearest you」のミュージックビデオは当時、川崎CLUB CITTA’にてファン参加型で撮影。さらにDの正式始動ライブは同会場からということで、親和性の深い場所での有観客公演となった。


オープニングSEが鳴り響き、ASAGI(Vo)の「Dの領域へようこそ!」という声と生のバンドサウンドで、幕が上がる。ステージに立つメンバー5人の姿に、会場に集まったファンは手を挙げ拍手で応える。


この景色を待ち侘びていたファンの熱量でフロアの温度は一気に上昇、1曲目の「Night-ship“D”」がスタート。ステージにCo2が噴き出し会場中にはDお馴染みのフラッグが揺れ、メンバーの表情にも笑顔が溢れていた。


その後は「花惑」、そして「闇より暗い慟哭のアカペラと薔薇より赤い情熱のアリア」「太陽を葬る日」「Sleeper」とミュージックビデオ作品にもなっているライブ鉄板曲で攻め立て、ファンとぶつかり合っていくD。


コロナ禍という中で従来のライブの楽しみ方に制限があるというものの、バンドの全力の歌と演奏に全身で応えるファンの姿は眩しく、「春の宴」ではステージと客席の距離を超え、あたたかな春の空気が会場中を包んだ。Ruiza(G)とHIDE-ZOU(G)のツインギターの絡み、Tsunehito(B)のうねるベース、中盤で見せたHIROKI(Dr)のドラムソロと、ライブでの体感はまた格別。各楽曲で魅せるASAGIの様々な歌唱もより際立ち、伸びやかに響き渡っていく。


ヘヴィなサウンドにキャッチーでメロディアスな、ライブ感の強い楽曲が多く披露されたこの公演。新曲「Zmei~不滅竜~」「Venom immunity」では有観客で初披露とは思えない盛り上がりを見せ、ライブ終盤にはヴァンパイアストーリーコンセプトである楽曲でさらに会場の熱を高めていく。そして本編ラストの「Dearest you」では銀テープが舞い、フロアにたくさんのペンライトが灯され、まさに星空のように光り輝く景色が広がっていった。


アンコールでは各メンバーの想いがMCで届けられ、バンドサウンドによる“全世界へ向けてエールを送る曲”「Hang in there」、平和を願う「Day by Day」が演奏された。そしてライブラストとなる「EDEN」では、メンバーが一音一音を噛みしめるように演奏する姿、一節一節を大切に歌い上げる姿と、曲中でASAGIのアカペラとファンの手拍子が合わさる場面も見られ、Dとファンの心の結びつきを強く感じさせた。

全18曲を披露したこの公演。ライブならでは、と呼ぶに相応しいシーンに溢れ、終演後は2年3ヶ月という期間を埋めるように、美しい余韻が会場に漂っていた。有観客ライブを再開し、20周年を目指し走り出しているD。今後の活動にもぜひ触れてみてほしい。

なお、本公演で販売された19周年記念グッズは、5月16日23時から通販受付が開始する。

■通販
https://rosenkranz.shop-pro.jp/


セットリスト

ーSEー
01. Night-ship“D”
02. 花惑
03. 闇より暗い慟哭のアカペラと薔薇より赤い情熱のアリア
04. 太陽を葬る日
05. Sleeper
06. 春の宴
07. 7th Rose ~Return to Zero~ / 7th Rose
08. 闇の国のアリス
~ドラムソロ~
09. Zmei~不滅竜~
10. Venom immunity
11. In the name of justice
12. 黒薔薇の騎士
13. 迷いの森
14. Guardian
15. Dearest you

ENCORE1
01. Hang in there
02. Day by Day

ENCORE2
01. EDEN

◆D オフィシャルサイト
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