ジョー・エリオット、デフ・レパードを意識し制作されたゴーストの新作に「お見事!」

ポスト

ゴーストのトビアス・フォージは、最新アルバム『IMPERA』を制作するときデフ・レパードの曲の構成を手本としたそうだが、デフ・レパードのフロントマン、ジョー・エリオットはいまそのアルバムにはまっているそうだ。

トビアスは最近、『Metal Hammer』誌のインタビューで、「このアルバムの制作を始めたとき、デフ・レパードがやったようなことがちょっとできないかって考えたんだ。とくに『Pyromania』や『Hysteria』だ。1つのことから始まり、その後ヴァースがあり、コーラスのような前振りがあり、また別の前振りがあって、他のことが起き、5つくらいの異なるセクションの後、とうとうコーラスが全く違うキーで出てくる。すごい暴動だ! どの曲でもだ。“Pour Some Sugar On Me”もすごく聡明に作られている。彼らは素晴らしかった」と話していた。

これを受け、『Metal Hammer』がジョー・エリオットにトビアスの発言について問うと、エリオットは「ああ、読んだよ。彼は、俺らの曲の作り方にインスピレーションを得たと話してたね。彼はただTシャツ着てるだけじゃない。本物だ」と答え、「この数週間、『IMPERA』は俺のお気に入りアルバムだ。Apple Watchにダウンロードしてあるから、持ち歩き聴ける。そこにダウンロードしているアルバムは数枚だけで、ゴーストはその1枚だ」と話した。

エリオットは、ギタリストのフィル・コリンからゴーストを薦められ、興味を持ったそうだ。「新作を最初から最後まで聴き、本当に見事だと思った。全く新しいジャンルの音楽のように感じた。“Spillways”のような曲は、デス・メタルというよりTOTOに近い。TOTOの“Hold The Line”かジェファーソン・スターシップの“Jane”のような始まりだ。ピアノで始まり、ビッグで分厚いコードが来る。70年代の名曲のようだ」

ゴーストの5枚目のスタジオ・アルバム『IMPERA』は本国スウェーデンをはじめオーストリア、フィンランド、ドイツ、スペインなどで1位を獲得し、アメリカと英国でキャリア最高の2位につけた。


Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報