【俺の楽器・私の愛機】688「生まれ変わったブラックビューティー」

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【Gibson 1973年製 Les Paul Custom】(横浜市 一休さん アラフォー)


2005年頃に通っていたジャズギター教室の先生経由で個人売買したものです。当時まだ20歳そこらの小僧でしたが、とても良いものを手に入れられたものです。

スペックは、マホガニー3Pネック、エボニー指板、パンケーキボディ、Tトップピックアップといった感じです。クリアで高音から低音までしっかり出る良いギターだと思います。

他にも色々なギターを所有していますが、こいつの感触は「実家のような安心感」と言いますか、私のプレイスタイルの基礎を築いてくれたギターかと思います。今に至るまでメインギターとして大切にしています。

オリジナルの70年代のレスポールには、フレットレスワンダーという極端に低いフレットが打ってありあまり弾きやすいものでは無いのですが、慣れればスルスルと指板を移動できたり、独特の響きだったりして気に入っていました。

とはいえ長年の使用でフレットの摩耗も激しくなり、いよいよフレット交換をしないとまともに弾けない状態になってしまいました。今となってはコレクター的な価値も上がっており、少し悩みましたが、長年の相棒であるコイツを手放すことは無いし、まだまだ弾いてあげたいと思い、昨年リペアショップで通常の高さのステンレスフレットに交換して貰いました。

それに伴い、指板修正、インレイ交換、ナット交換、ブリッジ交換などの大手術の末、生まれ変わりました。(ちょっとしたギターが買えるくらいの金額はしましたが…)

ステンレスフレットは心配したほど音色の変化はありませんでした。弦がフレット上をヌルヌルと滑る感じはクセになります。押弦もし易くなり手数が増えました。全体的に響きが上質になり、ジャズギター的な太いクリアな音が良く出るようになりました。

ヴィンテージ市場での価値は年々上がっており、気軽に持ち出しづらくなってしまいましたが(重いし)、ここぞという場面でお披露目できれば良いなぁと、世の中が落ち着く事を願うばかりです。





   ◆   ◆   ◆

1973年製のカスタムかあ、それはいいなあ。50年代はもとより1968~1969年製のみならず、今では70年代カスタムもずいぶん高額となってしまいましたね。でもギターは自分色に染めてこその愛機、ステンレスフレットが羨ましいです。ワッフルバックがくそかっこいい。Tune-o-maticはブラックになるだけで、ぐんとイカツクなるんですね。メモメモ。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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