ディープ・パープル「ロシア指導者のサイコパス的な野心を満たすため、ウクライナの友人たちが殺害される」
ディープ・パープルのメンバーが、ロシアのウクライナ侵攻に対し、声明を出した。
◆ディープ・パープル画像
彼らは、冷戦に触発され誕生した楽曲「Child In Time」(1970年)の歌詞を公式サイトやソーシャルメディアに投稿し、「概して、ディープ・パープルはノンポリだが、今回は……」と、ロジャー・グローヴァー、ドン・エイリー、イアン・ギラン、イアン・ペイス、スティーヴ・モーズからの個別のメッセージを掲載した。
フロントマンのイアン・ギランは、「声を上げることで、もう二度とロシアの友人たちに会えないとしたら、それは大きな犠牲を払うことになる。しかし、ロシアの指導者のサイコパス的な野望を満たすために殺害されるウクライナの友人たちに二度と会えないのとは比較にならない。何百万ものロシアの人々が街頭で、ウクライナ侵攻に嫌悪感を示すところが見たい。そしてロシアが、彼らを再び友人として世界に連れ戻す近代的な指導者を迅速に見つけることができるよう夢見たい。僕らには共通点がたくさんある」と、イアン・ペイスは「今起きていることは悲惨なんてものではない。これは犯罪であり、そう対処されるべきだ。プーチンの軍によるウクライナ侵攻が、彼の決定的な失墜をもたらすことを願っている」と、抗議している。
ディープ・パープルは、5月終わりから6月初めにかけてキエフとモスクワで公演を開くはずだったが、中止した。
Ako Suzuki