コリィ・テイラー、自殺を試みた日にフェイス・ノー・モアをテレビで見て人生激変

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スリップノットのコリィ・テイラー(Vo)は、1990年9月、何もかもに絶望していた16歳のとき、フェイス・ノー・モアが<MTVビデオ・ミュージック・アワーズ>でパフォーマンスしているのを見て、人生に対するモチベーションが一変したそうだ。

◆コリィ・テイラー画像

テイラーは、英国の音楽誌『Metal Hammer』最新号のインタビューで、「若きコリィ・テイラーに“自分もできる”と思わせたバンドは?」との質問が出ると、こんな逸話を明かした。

「1990年にビデオ・ミュージック・アワーズで(パフォーマンスした)フェイス・ノー・モアを見たときだ。俺が最後に自殺を試みた日だった。その前に何度かやってた。あのとき、俺はどん底のどん底まで落ち、洗面所にあった薬を飲んだんだ。何だったのかは知らない。ラッキーなことに、元カノのお母さんが救急救命士で、彼女は俺に何が起きたか知ってて、どうしてるだろうって家に立ち寄ってくれたんだ。俺が倒れているのを見つけ、通報してくれた。病院へ急送され、胃を洗浄された。これはお薦めしないよ」

「祖母が病院に俺を迎えに来て、(家に戻った)俺はソファに横になりながら、“なんでこんなことしてるんだ?”とか考えてた。それで、テレビつけたら、フェイス・ノー・モアが“Epic”をプレイしてたんだ。素晴らしかった。マイク・パットンは正気の沙汰じゃなかった。次の日、俺は何軒かのギター屋へ行き、バンドを始める人を探してるって募集広告を出した。そこで全てが始まったんだ」

テイラーは2015年、『Loudwire』のインタビューで、フェイス・ノー・モアなくして「今の自分はない」と話していた。


コリィ・テイラーは先週金曜日(9月15日)、2作目のソロ・アルバム『CMF2』をリリースし、現在、北米でソロ・ツアーを開催している。

Ako Suzuki
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