【俺の楽器・私の愛機】607「理想の80年代HM仕様」

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【Charvel Model A】(神奈川県 黒ラベル 43歳)


2000年代中期、憧れや衝動よりも先に必要性に駆られて購入したCharvel「Model A」です。というのは、まさにそれまでの購入動機が憧れと衝動だったのですが…この時ばかりは違いました。

高校時代に買って長年酷使した某メーカーの24Fメイプル指板のフロイドローズタイプ搭載フローティング仕様のスーパーストラトタイプが、へたったパーツを交換したくとも独自規格で在庫もない状況。同仕様で交換パーツの調達も難しくないものを…と、ネットと自分の足で探して、やっと出会えたのがこのギターです。

今思えば当たり前なんですが、音楽の流行り廃りって、楽器屋さんのラインナップにも影響するんですね。そもそも当時はフロイドローズタイプのロック式ブリッジ自体が少なかったし、24Fでメイプル指板となるとなおさらでした。やっと見つけたと思っても、めちゃくちゃ高かったり、取り寄せまでに3か月かかるなどだったり…。憔悴していた中、あきらめ半分でネットで探していて、見つけたのがこのギターです。翌日仕事を休んで、店舗に買いに走りました。

Charvelといえば、80年代HMギターの代名詞。それまで選択肢に上がっていなかったのが、自分でも不思議でした。ブラックカラーのキルトメイプルを選択したのは、以前282で載せていただいたEVHの時の志向そのまんまです。

日本製で、ネックは柾目のメイプルでオイルフィニッシュ。握り心地はEVHにかなうものではないですが、24Fとフローティングブリッジ、リプレイスメント性が高い舟形ジャックプレートというのもポイント高し。後に、マウントされていたブリッジ側PUはDuncan JBからCustomに変更して、とても理想的なコンディションを保っています。




   ◆   ◆   ◆

24フレットの場合、フロントもパワフルであってほしいと考えると、シングルサイズのハムを起用したHSH一択となりますよね。機能性の高さもさることながらキルトもカッコいいなあ。ホコリが溜まりやすいピックアップ周りやブリッジ周辺もピカピカで、とても気持ちいい。丁寧に愛されていることが伝わります。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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