【俺の楽器・私の愛機】603「ギターに呼ばれたベーシスト」

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【YAMAHA SA2000S】(千葉県松戸市 ボシボシ 65歳)


35年程前、勤務先が秋葉原で毎日昼休みは近所を散策していた。ある日、足を伸ばして小川町辺りに行くと中古楽器店があった。自分はベース弾きなのでベースをみるつもりで入店した。

店内はウナギの寝床の様な間取りで、ベースは一番奥の方だと思い奥へ進んだ。店の一番奥の方で「ベースはこっちだよ」という雰囲気がしておりそのまま一番奥に到着した。その時一番最初に目に飛び込んできた楽器がこれだった。

YAMAHAのロゴとギター特有の細い小さなペグ。自分は「なんだギターじゃん」と思いつつ、ヘッドの豪華なインレイが気になり手に取った。ES335の様なボディ、色は渋いバイオリンサンバースト、ヘッドの豪華なインレイ、ネックポジションの大きな四角いインレイ、高級感丸出しで自分は何でこのギターを手にし、愛でているか少し不思議な感じがしたのを今でも覚えている。

その後店に2回足を運び、訪問3回目で男の3回分割払いで購入してしまった。来年辺りコロナ騒動が落ち着いたら後輩のやっているギター教室に、ボケ防止のため通おうかなと思っている。




   ◆   ◆   ◆

なんか不思議なストーリー。なぜベーシストなのにSA2000を手にしたのでしょうね。DNAレベルで惹かれたってやつかな。それにしてもSA2000は名機。あの頃、私の周りでもウエストコースト~フュージョン周りの巧いギタリストたちはYAMAHAのSAを使ってました。私はガヴァナーやRATのようなイカツイ歪みを嬉々として使っていたけど、彼らはOD-1やSD-1で松原正樹のような美しいロングトーンを奏でていたっけ…。その越えられない壁に引け目を感じていたものです。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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