【鼎談】DAISHI [Psycho le Cému] × michi.[ALICE IN MENSWEAR] × TAKA [defspiral] 、地元姫路を語る「世界遺産の地から開拓の20年」

■姫路公演は集大成的な内容にしたい
■ひとつの夢なので感慨深いライヴになる

──アンチエイジングの話に戻りますが、みなさん共通して運動はもちろん、食事も気にされてるんですね。

michi.：俺は完全に肉食ですね。鶏とか豚肉より、牛肉の赤身とか馬肉です。

DAISHI：そう。ダイエットって言ったらお豆腐と納豆と野菜みたいなイメージを持たれているかもしれないですが、あれは江戸時代のダイエットで（笑）、今はお肉をちゃんと食べたほうがいいんです。身体がちゃんと燃焼するので。炭水化物と一緒はダメですよ。お肉と野菜中心がベストです。お米は角砂糖だと思ってください。糖質を完全に下げてお肉とかの脂身を食べたりするのも痩せます。逆も然りで、炭水化物だけ摂ると痩せます。両方食べると失敗します。

michi.：完全にトレーナートークだな（笑）。それはダイエット観点やろ？ 若返り観点だったら？

DAISHI：脂質を上げたほうがいいですね。お肉と野菜で糖質を1日60グラム以下に抑えると喉にもいいし、肌もツヤツヤになります。脂質を落とすと肌もガサガサになるし、僕自身、声に影響が出ちゃいました。

michi.：この記事、保存版になるんちゃう（笑）？

TAKA：授業やな（笑）。僕は今年に入ってからお米はほとんど食べてなくて、夜は肉と野菜。食べたとして蕎麦ですね。

DAISHI：完璧です。


michi.：みんな健康診断はちゃんと行ってる？ 最低でも年一回は行ったほうがいいよ。俺は病院大好きだから何かあったらすぐに行くもん。

TAKA：行ってないので、ホントに行こうと思ってます。

DAISHI：僕は毎年、血液検査含め、人間ドックとか検査はしてますね。TAKAくん、行ったほうがいいよ。

michi.：うん、行ったほうがいい。俺は若干、コレステロール値が高かったんだよね。食生活を変えても数値が変わらなくて、体質の問題だってわかったの。で、調べたら良いコレステロールと悪いコレステロールがあって、拮坑しながらバランスをとってるらしいんだよね。コレステロールが良くないっていうのは古い考えらしいな。

DAISHI：コレステロールが高いのが一概に悪いとは言えないっていう見解が記事になってますもんね。ゆで卵も良いコレステロールになるから多めに摂っても大丈夫なんです。コレステロールは良質な油、例えばMCTオイルで調理すると全然大丈夫。ちなみにみなさん、喉は診てもらってますか？

michi.：定期的に行ってる専属のお医者さんがいて。僕の先生はボーカリストなんですよ。なので歌の観点から診療と処置をしてくれるんですね。TAKAは喉自体が強いもんね。羨ましい。

TAKA：そうですね。そういう病院とかも行ったことがないです。

DAISHI：僕は5〜6年、同じ先生ですね。写真も撮ってもらって。待合室にロック雑誌とか置いてあるんですよ。TAKAくんは喉を潰したこともないの？

TAKA：風邪ひいてどうしようもない時以外はないですね。ライヴ前とかツアー中は、自分なりに気をつけてますけど。

──defspiralは7月25日に神奈川・新横浜strageでのワンマン＜RYO Birthday Special Talk & Live 2021『Stargazer』＞を控えていますし、8月21日に横浜みなとみらいブロンテで開催される＜THE MICRO HEAD 4N'S 10th Anniversary 「THE MICRO HEAD 4N'S vs OFIAM」＞にTAKAさんがゲスト出演されることも発表となっていますね。

TAKA：5月の周年ライヴでドラムが脱退して、今は3人で活動しながら未来に向けて模索しているんです。7月25日はRYOの誕生日公演で、トークとミニライヴを開催しようと思っています。

──ALICE IN MENSWEARは2ndアルバムのリリースが予告されています。

michi.：コロナの影響やKOJIの闘病で遅れていた2ndアルバムをこの夏から秋にかけてリリースしようと思っていますし、リリース記念配信イベントも8月8日に開催する予定ですので、ぜひチェックしていただければと思います。



──そして、Psycho le Cémuの記念公演＜Psycho le Cému 理想郷旅行Z ～二十年後の僕たちへ…～＞が8月14日に姫路市文化センター大ホールで開催されます。みなさんの地元・姫路の最も大きな会場である姫路市文化センター大ホールへの思い出はありますか？

TAKA：中学生の頃から、めちゃくちゃ観に行ってましたし、学校の音楽祭を姫路市文化センター大ホールでやった思い出があります。 THE BLUE HEARTSが初めて姫路でライヴをした翌日ぐらいに音楽祭があって、「このステージでヒロトさんが歌ったんだ」って。あと、BUCK-TICKのライヴを観に行ったときは、出待ちとかしましたね（笑）。で、黒服のお姉さんに話しかけてもらったり。

michi.：それ、イケメンエピソード（笑）？

TAKA：いえいえ。当時の中学生にとってはちょっと怖かったんですよ。「男のコはアーティストに贔屓されていいよね〜」って言われました（笑）。

michi.：僕が姫路市文化センターの小ホールでseekを引っぱり上げたみたいにね（笑）。ちなみに大ホールへはTAKAみたいに学校の行事では立ったことがあります。TAKAは中学が一緒だから知ってるよね？

TAKA：michi.さんがステージでベース弾いてたの覚えてます。

michi.：ライヴを観に行くといえば、やっぱりBUCK-TICKが来てくれる会場って印象ですね。DAISHIが僕のおかげでって言ってくれたように、自分の礎になってくれたバンドがBUCK-TICKなので、毎回行ってました。“ここで絶対にライヴをしたい”っていう目標を掲げてバンドをやってましたね。

DAISHI：僕は“やりたいな”っていう思い入れだけで、会場の中に入ったことないんです。姫路でいちばん大きいホールですし、“凱旋ライヴができたら嬉しい”っていう気持ちで2年前に20周年企画のファイナルとしてブッキングしたんですが、コロナの影響で延期になって。その振替公演を今年5月3日にLINE CUBE SHIBUYA (渋谷公会堂)でやる予定が、これもまたコロナの影響で延期になって。だけどもう1回、地元・姫路に戻すことができたんです。ドラマティックな展開になってきたなって。

michi.：時を経て、Psycho le Cémuが姫路文化センター大ホールに立つっていうのは美しいストーリーですね。

TAKA：僕らにとっても憧れの会場でもあるので、羨ましい気持ちもありますし、姫路出身バンドを応援したいという意味でも、音楽好きではなくてもいろいろな人に集まってほしいですね。

──当日はどんな想いでステージに立ちたいですか？

DAISHI：僕ら、姫路ではそんなにライヴをやってこなかったんですが、年を重ねてPsycho le Cémuも22周年ということで、あの時代を知っている方々や、普段ライヴに足を運ばない人、もちろんずっと応援してくれているファンの方々に地元での晴れ姿を見てほしいと思っています。“Psycho le Cémuが帰ってくるなら観てみようかな”っていう軽い気持ちで構わないので、地元の方々にも来てほしいですし。当日は、芝居を盛り込んだり、Psycho le Cémuの集大成的な内容にしたいですね。感慨深いライヴになると思います、自分たちにとってもひとつの夢なので。この会場は今年で閉館してしまうんですけど、今も姫路出身のバンドがみなさんが頑張っているので、今後みんなで、姫路フェスとかできたらいいなと思ってます。たぶん、seekはそこまで考えていると思いますよ。

michi.：それはホンマにいいな。

TAKA：いいですね。

DAISHI：みんなで実現させましょう。

取材・文◎山本弘子





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