【俺の楽器・私の愛機】361「SLASHに憧れて」

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【Gibson Lespaul standard '98】(東京都 ぽこ 39歳)


98年製のレスポールスタンダードのハニーバースト。98年の秋口、当時ガンズというかSlashに夢中だった高校生の私は、バイトで貯めた20万円を握りしめてレスポールを買いに行った。まだ音の良し悪しなんて分かりもしなかったが、ドキドキしながら試奏をお願いして選んだのがコイツ。

周りの友達は、バイト代でグレコとかそこそこの値段のギターとエフェクターをいくつも買っていたが、私はギブソン一直線。おかげでエフェクターはCrybabyとAD900くらいしか持っていなかった(ワウとディレイはガンズのコピーに必須)。


スタンダードは98年途中からグローバーペグに変更となったが、コイツはシリアルから読み取ると98年の1月生まれ。まだ変更前だったようだ。パーツは殆ど交換している。色々試した結果、50年代ベルデンの撚り線、コンデンサもビンテージ物、ポットはCTSに落ち着いた。テールピースはアルミに、ノブはメタルトップが好きで、某オークションにて60年代の物を落札。ナットは自作の牛骨、ピックアップはコイツを買ってからすぐにダンカンのアルニコIIプロに変えたが、大人になって某オークションを始めると、バーストバッカーやらトムホームズやら取っ替え引っ替えし、最終的にリアがWolfetoneのLegends(日本ではあまり聞かないが、2007年くらいだったか、当時のHPのサンプル音源に惚れ、ボビンの色を指定して個人輸入した)、ネックはVooDooのHB59(リバースゼブラの設定はないので、ブラックと実はカバーの下はダブルクリームになっているカバードを買い、掛け合わせてリバースゼブラにした)。Slashの大ファンなので、見た目はSlashのレスポールに近づけたが、中身は別物。普段使いのアンプはSL5。ストラップはこのギターを買うときに一緒に買ったLevy's。バンドをやっていない今、JCM SLASHはなかなか出番が無いなぁ。

見た目はボロいし、色もクリア層が焼けて新品時から大分変わったが、傷なども含めて全て気に入っている。高校卒業後、カナダに2年間留学した時も連れて行った。今ではヒスコレなんぞも持っているが、それを差し置いて約23年間ずっとメインの座に居座り続ける、こだわり抜いた最強の1本です。



   ◆   ◆   ◆

これは愛されてるなぁ。左腕があたるボディトップ左のナチュラルエイジドが、どれだけ一緒に音楽を奏でてきたかを物語っていますね。ヒスコレを所有しながらもこのレギュラーなスタンダードが最強と言わしめるあたり、ギターとギタリストの理想的な信頼関係が出来上がっていることが伝わってきます。素晴らしいなあ。ディレイはジャングルイントロで必須ね。(JMN統括編集長 烏丸)

★皆さんの楽器を紹介させてください

「俺の楽器・私の愛機」コーナーでは、皆さんご自慢の楽器を募集しています。BARKS楽器人編集部までガンガンお寄せください。編集部のコメントとともにご紹介させていただきますので、以下の要素をお待ちしております。

(1)投稿タイトル
 (例)必死にバイトしてやっと買った憧れのジャガー
 (例)絵を書いたら世界一かわいくなったカリンバ
(2)楽器名(ブランド・モデル名)
 (例)トラヴィス・ビーン TB-1000
 (例)自作タンバリン 手作り3号
(3)お名前 所在 年齢
 (例)練習嫌いさん 静岡県 21歳
 (例)山田太郎さん 北区赤羽市 X歳
(4)説明・自慢トーク
 ※文章量問いません。エピソード/こだわり/自慢ポイントなど、何でも構いません。パッションあふれる投稿をお待ちしております。
(5)写真
 ※最大5枚まで

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