グラハム・ボネット、イングヴェイ・マルムスティーン解雇の理由「首を絞められた」

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グラハム・ボネットが、1984年にアルカトラスからイングヴェイ・マルムスティーンを解雇した理由を説明した。素晴らしいギター・プレイヤーである彼と活動を共にし続けたかったが、ボネットいわく、マルムスティーンは「モンスターになってしまった」という。

ボネットは、『Misplaced Straws』のインタビューでこう話した。「イングヴェイは去らねばならなかった。僕らの間でバトルがあったんだ。いいことじゃない。ある夜起きたことを覚えてる。(バンドに)い続けて欲しかったが、あの若者はモンスターになってしまった。間違いなく素晴らしいギター・プレイヤーなんだけどね。ある夜、彼のギター・ソロの時間になったから、僕はステージを降りた。そのとき彼のコードにつまずき、それをアンプから抜いてしまったんだ。彼は、僕がわざとやったと思ったんだよ」

「僕がバスに乗り込み、ドライバーと話していたときだ。イングウェイが駆け込んできて、僕の首をつかみ、親指を押し付けてきたんだ。“クソ野郎、俺のソロ中にプラグを抜きやがって”と。僕は“何の話だ?”って言ったんだ。知らなかったからね。本当に自分のしたことに気づいていなかったんだ。クルーの1人が、イングヴェイが僕の声を潰そうとしているのを見た。要するにそういうことだ。彼は親指をここ(首)に押し込み、僕は息ができなかったんだよ。それを見た当時僕と親しかったクルーが彼を後ろから押さえ込み、“今度彼に触れたら、俺がお前の首を折る”って言ったんだ。その夜はバスでLAへ戻るところで、僕らはその帰り道、バスの中でイングヴェイを解雇した。こんなことは許されない。シンガーの首を絞めるなんてあり得ない。だから、それがイングヴェイの最後となった」

マルムスティーンはその前年、アルカトラスに加入したばかりで、在籍期間は短かったが、「Hiroshima Mon Amour」「Kree Nakoorie」などの名曲を生み、インパクトを残した。

Ako Suzuki
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