イングヴェイ・マルムスティーン「俺にはプロデューサーもソングライターもシンガーも必要ない」

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イングヴェイ・マルムスティーンが、再度、シンガーを雇うのをやめ、自分で歌うようになった理由を説明した。

◆イングヴェイ・マルムスティーン画像、映像

彼は、『Classic Rock』誌最新号でこう話した。「これを説明しなくてはならない。俺の制作の仕方は他の誰とも違う。俺は真夜中に目が覚め、完璧に完成した曲を聴くことができる。それにはプロダクションも含まれる。だから、俺にはプロデューサー、他の(ソング)ライターは必要ない。もはやシンガーもいらない」

「シンガーたちがいたとき、俺は頭の中で聴いたヴォーカル・メロディーを作り、グラハム・ボネットらシンガーにそれを教えていた。俺は、アメリカに来るまで、シンガーでありギタリストであり、ライターだったんだ。必要なのは、ベーシストとドラマーを雇うだけだった。俺のキャリアで、シンガーを使っていたのは短い期間だ。自分でやった方が簡単だ」


マルムスティーンは昨年5月には、米ニューヨーク州のラジオ局101.5 WPDHのインタビューで、こう話していた。「どういうわけか、こう考える奴がいるようだ。1. これはバンドだ。2. シンガーはエルヴィス・プレスリーか何かであるべきだと。そんなわけない。だから、俺は2012年にシンガーを雇うのはもう止めて、自分で歌うと決めたんだ」「彼らは、自分のことをエルヴィス・プレスリーだと考えているようだ。そしてすぐに、俺のプロジェクトではエルヴィス・プレスリーではないと気づき、立ち去らなくてはならなくなる」「これはイングヴェイ・マルムスティーンのソロ・キャリアなんだ。最新アルバムでも、俺が全ての楽器をプレイした。彼らを最小限に評価しているんじゃない。彼らはみんな素晴らしかった。でも、俺は画家のようなアーティストだ。レオナルド・ダ・ヴィンチが、“ちょっとここにきて、絵の半分を仕上げてくれないか?”なんて誰かに頼まないだろ。俺もそうだ。俺が全ての絵を描く」

マルムスティーンは、『Classic Rock』誌の最新インタビューで、「完璧な奴なんていない。だが、人々は俺がやっていることを理解していない。これはバンドではない。1984年からバンドではない」「俺は画家だ。半分描いたとこで、“デイヴ、俺のために完成してくれないか?”なんてことは言わない」「これはよく、エゴイズムと間違われるが、そうではない」と、あらためて言明している。

イングヴェイ・マルムスティーンは、11月1日からUK/ヨーロッパでツアーを行う。

Ako Suzuki
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