ニック・ケイメン、死去。ボーイ・ジョージ、デュラン・デュランらが追悼
80年代半ば、モデルから転身し、マドンナ作/プロデュースの楽曲でデビューした英国人のシンガー、ニック・ケイメンが5月4日、亡くなった。まだ59歳だった。
◆ニック・ケイメン画像
1985年、Levi’sのテレビ・コマーシャルに出演しブレイクしたケイメンは、マドンナの目にも留まり、翌年、彼女とStephen Brayが共作した「Each Time You Break My Heart」で歌手デビューし、全英5位につけた。
英国のみならずヨーロッパで人気が高く、特にイタリアではセカンド・シングル「Loving You Is Sweeter Than Ever」(1987年)と「Tell Me」(1988年)で2度、1位に輝いた。また、ケイメン自身が作詞・作曲した「I Promised Myself」(1990年)はオーストリアとスウェーデンで1位を獲得し、ベースハンターやデッド・オア・アライヴらによりカヴァーされた。
80年代のブリティッシュ・ミュージック・シーンで活動を共にしたカルチャー・クラブのボーイ・ジョージは「最もビューティフルでスウィートな奴、ニック・ケイメンにR.I.P.!」と、デュラン・デュランのジョン・テイラー(B)は、「ニック・ケイメンが亡くなったと知り、とても、とても悲しい。僕が知る最高に素敵なジェントルマンの1人だった。彼は僕の娘と彼女の母親の大切な友人だった。寂しくなる。RIP ニック」と追悼の言葉を寄せている。
英国の新聞『Daily Mail』は、ケイメンは4年前に骨髄の癌と診断され、闘病生活を送っていたと伝えている。
Ako Suzuki
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