ロジャー・ダルトリー、“マイクまわし”を始めたのは「退屈だったから」
ザ・フーのロジャー・ダルトリーは、カウボーイの投げ縄のごとくマイクを振り回すパフォーマンスで有名だが、あれは退屈しのぎに誕生したものだったという。
◆関連画像、動画
今週、アメリカのトーク番組『ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン』にゲスト出演したダルトリーは、アイコニックな“マイクまわし”について問われると、「あれは純粋に退屈だったから始めたんだよ」と答えた。「僕は2人のマニアックと、理路整然としたベース・プレイヤーとステージに立っていたからね。退屈になり、それで、“これ(マイク)を手にし、(口元に)持ち続けるのにはウンザリだ。これで何かできないか?”って思ったんだ。で、コードを持ったまま投げてみたら、当然のこと、戻ってきた。“お、これは面白い”って思ったね(笑)。“もっと何かできないか、やってみよう”って」
「上達したよ。20ヤード(約18メートル)離れたところから、誰かがくわえるタバコを弾き飛ばすことができた。それってかなりの腕前だろ? あれに関しては僕は名人だったわけだよ。当然、いまは無理だけど。投げたら、(自分の近くに)落ちてくることを祈るのみだ(笑)」
番組では、ダルトリーが“マニアック”と称した2人、キース・ムーンとピート・タウンゼントが過去にTV番組で繰り広げた破壊的なパフォーマンスの映像も流された。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ザ・フー、『四重人格』がバレエ作品に
ロジャー・ダルトリー「生きている間にキース・ムーンの映画を作り宣伝活動をしたい」
ピート・タウンゼント、ザ・フーでは「誰かの代わりを務めているように感じる」
ブライアン・メイ、あらためてピート・タウンゼントを称賛「彼抜きでロック・ギターは想像できない」
ロジャー・ダルトリー、ロバート・プラント、エディ・ヴェダーらと共演
ロジャー・ダルトリー「癌の治療法は見つからないと思う」
ロジャー・ダルトリー、<Teenage Cancer Trust>公演のキュレーターを辞任
ザ・フーのピート・タウンゼント、『トミー』の母を演じたアン=マーグレットの新作に参加
ロジャー・ダルトリー「リアム・ギャラガーを愛してる。オアシスが再結成すればいいのに」