ロニー・ジェイムス・ディオの妻、ディオの最期を語る「彼が死ぬなんて思っていなかった」
2010年5月16日に癌のため亡くなったロニー・ジェイムス・ディオの妻でマネージャーだったウェンディさんが、英国のデジタル・ラジオPlanet Rockのインタビューで、ディオの最期について語った。
◆ロニー・ジェイムス・ディオ画像
腹部の不快感に悩まされていたディオは、前年冬、医者に診てもらい、癌だと診断された。ステージ4だと言われても、「私たち、ロニーが良くならないとは信じられなかった」と、ウェンディさんは話している。「だって、ロニーはとても強い人だもの。それで、化学療法を受けるため癌センターへ行ったの。私たち、“このドラゴンをやっつけよう”って言ってた。ドラゴンって呼んでたのよ。ロニーはそれほど苦痛を感じていなかった。彼は化学療法を受け、私は彼が死ぬなんて思ってなかった。(癌を)やっつけるって思ってた」
「もう遅すぎるってわかったのは、金曜日(2010年5月14日)だった。起きた彼は、具合が良くないって言ったの。それで、医者に来てもらい、その後、病院へ行った。彼はすごい痛みを感じてた。だから、医師がモルヒネを投与し、ロニーは昏睡状態に陥った。私たち、彼が亡くなる日曜日の朝まで病院にいたんだけど……」
このとき、ロニーの親しい友達30人くらいが病院に駆けつけてくれたそうだ。その中には元バンド・メイトのギーザー・バトラーもおり、「ギーザーと(彼の妻でマネージャーの)グロリアはずっと私に付き添ってくれて、本当に有難かった」という。
ロニーは67歳で永眠した。生きていたら79回目の誕生日となる今年7月、彼が生前から取り掛かってきた自伝『Rainbow In The Dark: The Autobiography』が出版される。
Ako Suzuki
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