クワイエット・ライオット「フランキー・バネリが望んだように前へ進むのを誇らしく思う」
中心メンバーだったフランキー・バネリ(Ds)を喪うも、バンドを継続すると決めたクワイエット・ライオットは、プライドを持ち、バネリが望んだように前へ進むという。
ギタリストのアレックス・グロッシは『Music Mania』ポッドキャストのインタビューで、こう話した。「フランキーはいい時期も悪い時期も、このバンドを築き、継続させることに人生の大半を捧げてきた。これは彼の子供だ。彼のレガシーだ。自分がいなくなっても、子供には育って欲しい、レガシーは継続して欲しいって望むものだろ」
「俺は、俺らが昨年ふんばり、これから彼が望むように前へ進み、素晴らしい公演を届けることができるのを本当に誇らしく思ってる。俺はそこに安らぎを見出している」
バネリの後任は、タイプ・オー・ネガティヴ、ダンジグなどでプレイしてきたジョニー・ケリーが務める。この人選についてグロッシはこう説明した。「フランキーの具合が悪くなったとき、彼から代わりのドラマーを見つけるよう電話があった。俺はジョニーと以前から、楽しむためにやってるカバー・バンドHookers & Blowで一緒にプレイしていて、あらゆるレベルで彼がピッタリだと思ったんだ。ジョニーは俺にとって家族のような存在で、フランキーとも友達だった。それに彼はプロだ」
フランキー・バネリは昨年秋、その半年前にステージ4の癌だと診断されたことを公表。できる限りライブ活動を続けていたが、それが叶わぬときはケリーもしくは元W.A.S.P.のマイク・デュプキーが代わりを務めていた。
バネリは8月20日、16ヶ月にわたる闘病の末、68歳で永眠した。クワイエット・ライオットは10月9日、米ミズーリ州でバネリが亡くなってから初の公演を開く。
Ako Suzuki
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