ディープ・パープル、長続きの秘訣は「メンバーの音楽以外の事柄に関与しない」
ディープ・パープルのイアン・ペイス(Ds)が、バンドがこれほどまで長く続いた秘訣について自身の見解を述べた。
◆ディープ・パープル画像
ディープ・パープルが1968年に結成、デビューして以来唯一のオリジナル・メンバーであるペイスは、イタリアのラジオ局Radio Frecciaのインタビューでこう語った。「ストレスや緊張感がこのバンドを創り出す助けになったとは思うよ。でも、僕らはもうそういう状況にはない。ちょっと年を取り、願わくば少し賢くなると、みんながみんな、自分と同じように世界を見ているわけじゃないって理解する。そして、その違いを認めなきゃいけないって。バンド・メイトがどんな人生を送ろうと、賛成できないとしても、君には関係ないわけだ。彼が現場に現れ、音楽をプレイし、それがいいものである限り、他は君の知ったことじゃない。もし上手く付き合えないなら、付き合わなければいい。でも、世の中が必ずしも自分が望んでいるようになるとは期待するな。若い時はそれが問題になるんだろう。でも少し経つと、“君は君の好きなことをやれ。次の公演で会おう。それでいい”ってなる」
50年以上が経っても、ペイスは初心を忘れないようにしているらしい。「僕らは、自分たちをハッピーにすることをやりたかったんだ。そして、同じことをやりたがっている人たちを見つけ、お互いをハッピーにした。楽しい時間を過ごしていると、僕らの音楽を聴く人たちが現れ、彼らもハッピーになった」「これは重要だよ。ミュージシャンにとってだけでなく、君らがやってることを追い続けている人たちにとってもね」と話した。
ディープ・パープルは先週金曜日(8月7日)、3年ぶりの新作、通算21枚目のスタジオ・アルバム『Whoosh!』を発表した。
Ako Suzuki