【コラム】BBHFの「かけあがって」 〜BARKS編集部の「おうち時間」Vol.053

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このコロナ禍に工夫を凝らして発表された数々のミュージックビデオのなかで、BBHFによる「かけあがって」の映像に目が止まった。

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5月27日に配信されたこのシングル「かけあがって」は、発売延期になった2ndアルバム『BBHF1 -南下する青年-』のリリース日にアルバムに変わる作品として急遽リリースされた。このクオリティには鳥肌が立った。BBHFというバンドの歴史も実力も理解していたつもりでいたが恐れ入った。新型コロナウィルスによる悲しみを癒しながら、人生の節目のBGMにもなるようなナンバーだ。


ミュージックビデオは、メンバーが世界の様々な場所をバーチャルで訪れ、各地を楽しんだり音楽を奏でたりしている。微笑ましくて、自粛の生活が続いているなかで自由な気持ちというものも思い出させてくれた。大袈裟かもしれないが、BBHFは、音楽や芸術の力を証明したのだと思た。だから、延期になったアルバム『BBHF1 -南下する青年-』がもっと楽しみになっている。ちょっと不思議なタイトルのこのアルバムは、「小説」をイメージしていて、北から南へ旅する一人の青年の物語を描いたそうだ。2枚組で全17曲。全曲セルフプロデュースで、「2つの軸」「寒暖差」がテーマのコンセプトアルバムである。

そして本日、延期したツアー<mugifumi TOUR>のファイナル公演日にあたる6月19日(金)に、札幌cube gardenから無観客の有料配信ライブ<mugifumi ONLINE>を開催することも発表された。延期になっているアルバム『BBHF1-南下する青年-』からも数曲演奏される予定だ。

文◎堺 涼子(BARKS)

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■Digital Single 「かけあがって」


2020年5月27日発売
Linkfire:https://lnk.to/C797Oonl

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