【コラム】NYが拠点の日本人ビートメーカーYu Mamiya 〜BARKS編集部の「おうち時間」Vol.026

ポスト


新型コロナの影響により外出自粛の状況が続く中、自宅でYouTubeなどを鑑賞する機会も増えて新しい音楽と出会う機会も多いだろう。本稿では、2015年に渡米し現在はニューヨークを拠点に活動する日本人ビートメーカー、Yu Mamiyaをご紹介する。

  ◆  ◆  ◆

このシーンに精通している読者はすでにご存知かもしれない。Yu Mamiyaは、2012年のデビュー作品「Back&4th Scrambler」でラージ・プロフェッサーを迎えたという経歴の持ち主だ。そして先月4月24日、渡米後初作品となる「START AND END (feat. Freddie Gibbs)」を配信リリースした。本作でMamiyaがタッグを組んだのは、ラッパーのフレディ・ギブスだ。

▲Yu Mamiya

フレディ・ギブスと言えば、昨年、プシャ・Tやアンダーソン・パーク、キラー・マイクらが参加したマッドリブとの2ndアルバム『Bandana』を発表し、評価を得たことが記憶に新しい。今回、Mamiyaとギブスは共通の友人を介して出会い、ソウルミュージックへの深いリスペクトという共通点から意気投合しスタジオ入りしたという。互いのミュージシャンシップが共鳴して実現したコラボレーションと言える。

▲フレディ・ギブス

今作のタイトルの「START AND END」は、自身を取り巻く状況が大きく変わりながらも常にキングであろうとするギブスの人生と、単身渡米し新たなキャリアを歩み始めたMamiyaの決意を表わした。やはり、ギブスによる小気味良いラップが大きなポイント。そして、この気持ちいいBPM、かつゴージャスなトラック。聞き応え充分な1曲だ。否が応でも、次回作に期待が高まった出来栄えである。


なお、6月20日に開催される<RECORD STORE DAY 2020>に合わせ、『START AND END』の7インチレコードが数量限定で販売される。気になった方は、こちらもチェックしてみてほしい。

文◎堺 涼子(BARKS)

■Yu Mamiya「START AND END (feat. Freddie Gibbs)」


2020年4月24日配信開始
配信ストアリンク https://linkco.re/qEXqdMqn

■Yu Mamiya Featuring Freddie Gibbs「START AND END」7inch JAPAN ONLY 仕様ジャケ

2020年6月20日発売
Vinyl Reminiscences Productions
品番 vrp-004 販売価格(税抜) 1,600円
A-1 START AND END
B-1 START AND END (Inst)
RECORD STORE DAY JAPAN オフィシャルサイト https://recordstoreday.jp

この記事をポスト

この記事の関連情報