ジョーイ・クレイマー、グラミーでの演奏を禁じられ、エアロスミスを提訴
昨年春、肩を痛め、エアロスミスのライブ活動から離脱していたジョーイ・クレイマー(Ds)が、復帰しようとしたところ、バンド側から拒否されたため、クレイマーは先週終わり、エアロスミスに対し訴訟を起こしたという。
◆ジョーイ・クレイマー画像
『TMZ』によると、怪我が良くなったクレイマーは昨年秋に復帰しようとしたが、バンドは新ポリシー(クレイマーは承認した覚えはない)として、“適正なレベルでプレイできる”か証明するため“オーディション”を受けるよう要請したという。今月初めに行なわれたその“オーディション”は、メンバーとプレイするのではなく、クレイマー1人がクリック・トラックに対しドラムを演奏するもので、他のメンバーはその録音テープを聴き、「十分なエネルギーがない」と判断し、彼の復帰を認めなかったそうだ。
また、クレイマーは療養中、彼の代理を務めるドラマーに、ライブ・パフォーマンスで週2万ドル、リハーサルで週1万ドルを支払ってきたという。
クレイマーは、このニュースが流れたあと、「14のときから僕はドラム・スティックを手にし、音楽を作ることに情熱を持ってきた。自分の人生50年を捧げてきたバンドとプレイするのを禁じられるとは、ショックなんてものじゃない。金は問題じゃない。仲間と共に成し遂げた音楽業界への功績が認められる機会を奪われようとしている。MusiCares Person Of The Yearアワードもグラミーの功労賞も二度とない」との声明を出している。
エアロスミスは1月24日にMusiCares Person Of The Yearの授賞式、26日にはグラミー賞でパフォーマンスする予定で、今の状況ではクレイマーはそれに参加できないようだ。
エアロスミス側は、「準備とリハーサルの時間を十分持てずに、ジョーイにプレイさせても、彼、僕ら自身、ファンに対し害を及ぼすだけだ」と釈明し、プレイできないとしても、MusiCares Person Of The Yearとグラミーに彼も招待しているとコメントしている。
クレイマーは、スティーヴン・タイラー(Vo)、ジョー・ペリー(G)、トム・ハミルトン(B)と共にバンド結成時からプレイしてきた。
Ako Suzuki
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