マーキュリー・プライズ2019、候補発表

ポスト

この1年間(2018年7月21日~2019年7月19日)にリリースされた英国/アイルランドのアーティストによる最も優れたアルバムへ贈られる、マーキュリー・プライズの2019年度の候補12作品が発表された。

◆マーキュリー・プライズ 関連画像

今年は、全英1位に輝いたロック・バンドThe 1975のサード『A Brief Inquiry Into Online Relationships』、女性シンガー・ソングライター/ギタリスト、アンナ・カルヴィの『Hunter』、エクスペリメンタル・ロック・バンド、ブラック・ミディのデビュー作『Schlagenheim』、ウェールズ出身の女性シンガー/プロデューサー、ケイト・ル・ボンの『Reward』、全英1位を獲得したラッパー、デイヴのファースト『Psychodrama』、フォールズの5枚目のスタジオ・アルバム『Everything Not Saved Will Be Lost - Part 1』、アイルランド出身のロック・バンドFontaines D.C.のデビュー・アルバム『Dogrel』、パンク・ロック・バンドIDLESのセカンド『Joy As An Act Of Resistance』、女性ラッパー、リトル・シムズの『GREY Area』、女性シンガー・ソングライターNaoのセカンド『Saturn』、サックス奏者Cassie Kinoshi率いるアフロ・ライクなコンテンポラリー・ジャズ・グループSEED Ensembleの『Driftglass』、ラッパーslowthaiのファースト『Nothing Great About Britain』が、ノミネートされた。

現時点、ブックメーカー(公式掛け屋)ではデイヴが1番人気となっている。



今年は、批評家、ブロードキャスター、ラジオDJ、音楽誌の編集者らほか、元スーパーグラスのギャズ・クームス、ジェイミー・カラム、ジョルジャ・スミス、ストームジーらミュージシャンが審査員を務める。

昨年は、ウルフ・アリスの『Visions Of A Life』が受賞したが、無名のアーティストの作品へ贈られることも珍しくない。

今年の授賞式は9月19日にロンドンで開かれる。

Ako Suzuki
この記事をポスト

この記事の関連情報