BOSS Loop Stationにリズム機能を融合させた次世代ルーパー「RC-10R」今秋発売
ローランドのBOSSブランドから、演奏を重ねて録音・再生を繰り返し、リアルタイムに曲を作り上げながらパフォーマンスが行えるルーパーの新製品が登場。「Loop Station(ループ・ステーション)」にリズム機能を融合させた最新モデル「RC-10R」が今秋に発売される。
楽器を演奏したフレーズを次々に録音・再生しながら一人でアンサンブル演奏ができる“ルーパー”の代名詞的シリーズ「Loop Station」。最新モデルとなる「RC-10R」は、従来の「Loop Station」の基本機能を継承しつつ本格的なリズム機能を連動させることで、より表現力豊かなパフォーマンスを実現する。
本体にはロック、ポップ、ラテン、ジャズやエレクトロニカなど280以上のグルーヴ感あふれるリズムを内蔵。リズムは「イントロ」「パターン1」「パターン2」「エンディング」の4つのセクションで構成する本格的なものだ。「パターン1」と「パターン2」の切り替えは好みのタイミングで行え、パターンが切り替わる時にはフィルインでスムーズにつながるようになっている。
2つのループ・トラックを持ち、演奏を自由に録音・再生できるのも大きな特徴。2つのトラックはリズムのパターン1、パターン2にそれぞれ連動。たとえば、パターン1で歌い始め、パターン2でサビに展開していくなど、本格的な構成の曲を表現することもできる。
「RC-10R」は、演奏性にも優れている。本体の下部左側のスイッチはループ用、右側のスイッチはリズム用に配置され、迷うことなく操作が可能。2つのサークル・インジケーターは、ループとリズムそれぞれの演奏状況をわかりやすく表示する。音量レベルもツマミですぐに調整できる。
ループ・トラックの音質は、スタジオ・レコーディング機器に匹敵する32bit AD/DA変換、32bit float(浮動小数点処理)。最大6時間のフレーズを本体に録音・保存できる。リズムの音源は16種類のキットを内蔵。さらにユーザー・オリジナルのリズムも使用可能。専用のPCのソフトを介してMIDIファイルを50種類まで本体に追加して使用可能。ウェブサイト「BOSS TONE CENTRAL」に用意された、ルーパー用のコンテンツを取り込んで活用することもできる。
さまざまな再生システムでベストなサウンドが得られるのもポイント。2つのアウトプットは、ギター・サウンドとリズム・サウンドを別々に出力可能なので、それぞれのサウンドを適切な再生システム(ギターアンプ/PAシステム)に出力可能。また、ギターアンプやPAシステムなど、接続する機器の特性に合わせて音質を最適化するトーン・フィルター機能を内蔵しているので、どのような環境においても優れた音質でパフォーマンスを行うことができる。
電源は付属のACアダプターを使用。本体サイズは101×138×65(W×D×H)mm、重さは620g(ACアダプター除く)。入出力はINPUT、OUTPUT端子(いずれも標準タイプ)、PCと接続するUSB端子のほか、フットスイッチやエクスプレッションペダルを追加できる端子やMIDI IN/OUT(ステレオ・ミニ・タイプ)も備える。
製品情報
価格:オープン(予定価格 税別 30,000円前後)
発売日:2019年秋
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