GEZANのドキュメンタリー映画が6月公開。アメリカで彼らが見たものとは

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GEZAN初のドキュメンタリー映画『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』が6月21日(金)より劇場公開される事が発表された。

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2009年の結成以降、精力的な活動を続け、野外フェス<全感覚祭>やレーベル「十三月の甲虫」を主催し、現在の日本のアンダーグラウンドシーンを牽引するロックバンド、GEZAN。ボーカルのマヒトゥ・ザ・ピーポーの歌詞の世界観と発言が注目されているが、それにとどまらず彼らの活動は、新しい才能や埋もれている才能を出会わせるネットワークとして世界へと広がっている。その存在が新たな磁場を生み出し、バンドとして最も勢いを持って推進している“今”をギリギリの距離まで近づき記録したバンドとして初のドキュメンタリー映画にして、感情の疾走を記録したロードムービーが、今作である。

本作品の発端は、Webマガジン「幻冬舎 plus」で連載中のマヒトゥ・ザ・ピーポーのエッセイに注目していたカンパニー松尾が、彼らと邂逅し、アメリカツアーの映像があることを知り、編集してみることを強く薦めたことにあったという。GEZANは彼ら独自のクラウドファンディング「BODY VUILDING project」で資金を集め、アメリカツアーとスティーブ・アルビニによるアルバムのレコーディングを敢行、彼らの盟友である映像作家“でるお”こと神谷亮佑がそこに帯同した。一行は、アメリカの地ではどこへ行っても歓迎を受け、表向きにはパンク・アンダーグラウンドシーンの世界的な連帯を感じさせた。

しかし、そこには先祖の時代から大きく横たわる根深い人種差別、拭い去れない憎しみが存在する事を彼らは知ることになる。遠い彼の地で受けた感覚と感情の変化を背負い帰国したが、その情動は消えるはずも無く、彼らに覆い被さるのだった。さらにそんな中、アメリカでの映像の編集に向き会っていた“でるお”は極限の状態にまで追い詰められ失踪。そして、彼らが主催するイベント<全感覚祭>の開催はもう目前に迫っていた。








劇場公開に向け、マヒトゥ・ザ・ピーポー、神谷亮佑監督からそれぞれコメントが届いている。

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■マヒトゥ・ザ・ピーポー コメント


人はどうして旅にでるのか?
出会いは時に、心地よかった生活を揺さぶる。輪郭を手にした悲しみや怒り はイデオロギーという枠組みを超えて直接、肉体を打つ。
それでも今日も扉を開け、裸足で飛び出していく。さよならの数に追いつかれないように、今日もはじめましてとまた会えたねを積み上げる。
一つ一つ丁寧に生きることしかできないんだ。そうやって旅を続けていく。
問いかけと答えでカバンにいっぱいにしながら。
── マヒトゥ・ザ・ピーポー

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■神谷亮佑監督 コメント


GEZANと出会って8年。一筋縄でいかない彼らの色んな挑戦を見てきた。
2018年春。彼らは300万円自力で集めアメリカに行くという、そんな無謀な挑戦に巻き 込まれた。
英語のスキルは小学生レベル。そんな僕らがボディランゲージで異文化とぶつかり、音楽を通じてコミュニケーションしていく中で様々な種類の優しさや葛藤、たくさんの喜怒哀楽の表情に出逢っていった。
僕は、あの、かけがえのない時間の中でただRECボタンを押し続けた。
すべてが必然だったのかも知れない。
このロードムービーが新しい世界を生きようとするあなたにとって、そうであることを願います。
── 神谷亮佑

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■『Tribe Called Discord:Documentary of GEZAN』

製作:十三月 | プロデューサー:カンパニー松尾
監督・撮影・主演:神谷亮佑 | 音楽:マヒトゥ・ザ・ピーポー
主演:GEZAN(マヒトゥ・ザ・ピーポー、イーグル・タカ、カルロス尾崎、石原ロスカル)、神谷亮佑
出演:青葉市子、テニスコーツ、原田郁子、THE NOVEMBERS 、行松陽介、UC EAST、imai、踊ってばかりの国、HIMO、呂布カルマ、やっほー 他
デザイン:マヒトゥ・ザ・ピーポー | cover photo:池野詩織 | 題字:STANG
2019年 | 日本 | カラー | ビスタ | 88 分 | DCP | 映倫審査前
配給・宣伝:SPACE SHOWER FILMS | (c)2019 十三月 / SPACE SHOWER FILMS
公式 HP:gezan-film.com | 公式 twitter:@gezan-film | 公式 facebook:gezan.film

6/21(金)よりシネマート新宿にて上映決定
【公開決定劇場】
6/21(金)〜7/4(木) 東京・シネマート新宿
6/28(金)〜7/11(木) 大阪・シネマート心斎橋
7/5(金)〜7/18(木) 東京・渋谷 HUMAX シネマ
7/19(金)〜8/1(木) UPLINK 吉祥寺
7/13(土)〜 愛知・名古屋シネマテーク
7/27(土)〜 京都・出町座
以降全国順次公開

■ GEZAN(ゲザン) プロフィール

マヒトゥ・ザ・ピーポー(Vo/Gu)、イーグル・タカ(Gu)、カルロス尾崎(Ba)、石原ロスカル(Ds)

2009年大阪にて結成のオルタナティブロックバンド。2012年、拠点を東京に移し全国各地で独自の視点をもとに活動を行う。野外フェスの<全感覚祭>や、国内外の多彩な才能をおくりだすレーベル「十三月の甲虫」を主催。これまでに四枚のフルアルバムをリリース。またスプリットとしてLOSTAGEや踊ってばかりの国、テニスコーツなどクロスオーバーな動きを展開。2018年の八月にはOMSB率いるGHPDとのスプリットをリリース。十月、スティーブアルビニをプロデュースに迎えて制作された4枚目のフルアルバムをリリース。

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