【インタビュー】龍玄とし(Toshl)は、なぜ挑戦し続けるのか?
龍玄とし(Toshl)が12月10日、ニコニコ生放送で配信された世界初のバーチャル音楽番組『バーチャルステーション』にゲスト出演した。
同番組では、VRライブ・コミュニケーションサービス「バーチャルキャスト」が用いられ、龍玄としはヘッドマウントディスプレイを装着し、コントローラーを両手に持って自分のアバターを操作。身体全体の動きは、室内に設置された赤外線センサーが感知し、実際に歩いたりイスに座ったりする龍玄としの動きがVR空間にそのまま反映されていた。
MCを務めたのはVTuberの田中ヒメ・鈴木ヒナ(ヒメヒナ)。同じくゲストとしてオーイシマサヨシも出演し、歌唱コーナーはもちろんトークコーナーやゲームコーナーも設けられ、記念すべき第1回目の『バーチャルステーション』は大盛況のうちに終了した。
BARKSでは、現実世界に「もう帰りたくない」と発言するほど、VR空間を楽しんでいた龍玄としに独占インタビューを実施。番組出演直後の彼に話を訊いた。
◆ ◆ ◆
■とりあえずなんでもやってみようって決めたんです
──出演のオファーがあったときに、どんな内容になるか想像はついていましたか?
龍玄とし(Toshl):今日、スタジオに来るまであまりよくわかっていなくて。VRもやったことがなかったし、テレビのニュースとかで見たことはあったんですけどね。あえて情報も入れずにスタッフからも聞かずに、でもまあとにかく、“最新の” “世界初の”と聞いていたんで、すごくおもしろいんじゃないかなと思って。ニコ生さんにも日ごろからお世話になっていますし、じゃあぜひお願いしますということでお返事しました。
──画面酔いを防ぐために、「酔い止めを2錠飲んだ」と番組中に仰っていましたが、体調はいかがですか?
龍玄とし(Toshl):今はふわふわしてて。もうこのまま眠りたい感じです。夢心地。
──龍玄としさんのアバターの衣装は、サウンドプロデュースを手がけたスマートフォン向けアプリゲーム『ORDINAL STRATA -オーディナル ストラータ』内で使われているデザインをそのまま使用したそうですね。
龍玄とし(Toshl):元々は僕がステージなどで白い衣装を着ていて、それをほとんど完コピしたものなんです。僕、キャラクターとしていろんなバージョンでゲームに出てるんですけど、1番最新のバージョンが今日の白い衣装で。それ(白い衣装)でいきましょうかって話になり、かわいくていいんじゃないですかってことで決まりました。まあ、自分でかわいいって言うのもなんですけど(笑)。
──袖のフリフリの感じがわかって、かわいかったですよ。
──番組で、実際にコントローラーを持ってご自身のアバターを操作されていましたが、難しかったですか?
龍玄とし(Toshl):難しくはないですけど、楽しかったですね。自分であって自分じゃないので。普段僕は結構はっちゃけてますけど、これだったらもう100倍くらいはっちゃけられるなと。やりすぎちゃうといけないんで、気をつけなきゃいけないんですけど(笑)。
──自分じゃないからこそ、自分が出せる。
龍玄とし(Toshl):オープンな感じで、みんなで壁無くさらけ出しながら楽しめるので、使い方によってはすごく楽しいんじゃないかな。しかも場所を選ばないですから、さっきも放送中に言いましたけど、自分がいる場所から時空を超えて世界中どこにいても楽しむことができる。このツールはもっともっと発展して、新しいことをいろいろできるようになるんじゃないかな。
──新しいことと言えば、今年の4月にTwitter、11月にYouTubeチャンネルを開設されていますが、何かきっかけはあったんですか?
龍玄とし(Toshl):Twitterはみんなやってるんで、今更やってもどうなのっていう気持ちがあったんですけど、今年に入ってからは、なんか気になったり、なんかやりたいなって思ったことはとりあえずなんでもやってみようって決めたんです。なのでTwitterもやってみようかなと思って。最初は自分ひとりで(アカウントを)作ってたんですが、あまりパソコンとかSNSとか得意じゃなくて途中でわかんなくなったんで、僕の音楽のメンバーに電話して「今作ってるんだけど」って言ったら「えー!? それ大事件じゃないですか!」って言われました(笑)。当初は公式認定されていないので、しばらくは嘘のアカウントかと思われていたみたいです。
──偽物かと。
龍玄とし(Toshl):そうそう(笑)。偽物なんじゃないかっていう意見が吹き荒れていました。やろうと思ったことをやる。それはYouTuberも同じで、たまたまやってみませんかっていうお話をいただいたので、やってみたらおもしろかったっていう。
──とても楽しまれているんですね。
龍玄とし(Toshl):やるからには楽しまないといけないと思っているんで。つまんなかったらやめればいいと思っているし。なんでも、自分をさらけ出して乗ってみようって。そういう感覚でトライをしてます。
◆インタビュー(2)へ
この記事の関連情報
『Mステ SUPER LIVE 2023』、50組4時間半のタイムテーブル発表+コメント到着
Mステ『SUPER LIVE 2023』パフォーマンス曲発表。「オトナブルー」ほか今年を彩ったヒット曲続々
Mステ『SUPER LIVE 2023』第二弾出演アーティスト発表。L'Arc-en-Ciel、YOASOBIが2年ぶりの生パフォーマンス
『Mステ』3時間SPにBE:FIRST、新しい学校のリーダーズ、milet、Sexy Zone、TREASUREら
龍玄とし、秋に金沢で3つのイベント開催
<ももいろ歌合戦>にささきいさお、Da-iCE、Toshl、青春応援団 我無沙羅、東京ホテイソンら
Toshl、2年ぶり新曲「葉ざくら」MVで「自分と父との関係を表現」
Toshl、カバーアルバムから「Hero」「桃色吐息」ティザー映像公開
【インタビュー】Toshl、カバーアルバム第三弾に青春の1ページ「30年越しの作品化…募る思いがあります」