クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」、最もストリーミングされた“20世紀の曲”に
クイーンの楽曲「Bohemian Rhapsody」が、全世界のストリーミング・サービスで最も再生された“20世紀の楽曲”となったことがわかった。
◆「Bohemian Rhapsody」MV、関連画像
これまで最も再生されていた20世紀の楽曲はニルヴァーナの「Smells Like Teen Spirit」で、ガンズ・アンド・ローゼズの「Sweet Child O’ Mine」と「November Rain」、A-haの「Take On Me」がそれに続いていたという。しかし今秋公開された映画『ボヘミアン・ラプソディ』のヒットを受け、映画のタイトルにもなった「Bohemian Rhapsody」の人気が一気に再燃。Apple MusicやSpotify、YouTubeなど各種ストリーミング・サービスでの総再生回数16億回を突破し、新記録を打ち立てることとなった。
▲『ボヘミアン・ラプソディ(オリジナル・サウンドトラック)』
なお、「Bohemian Rhapsody」は映画公開後、2018年11月17日付の全米シングル・チャートでも33位にランクイン。同曲はオリジナル発売直後の1976年のほか、映画『ウェインズ・ワールド』(1992年)で使用された際にもチャートインしており、今回は通算3度目の全米シングル・チャート入りとなった。1970年代、1990年代、2010年代と3つの異なる年代でのチャート入りは非常に稀で、ほかに数例しかないという。
▲クイーン『オペラ座の夜』(1975年)
ブライアン・メイとユニバーサル ミュージック グループのルシアン・グレンジCEOは、この快挙について次のようにコメントを寄せている。
「ロック・ミュージックの川はストリーミングへと変化を遂げています。今でも私たちの音楽が全力で流れているのがすごく嬉しいです」──ブライアン・メイ
「“ボヘミアン・ラプソディ”は、歴史上で最も偉大なバンドの1組による最も重要な楽曲の1つです。私たちはクイーンの作品を取り扱わせていただいていることをとても誇りに思っており、オリジナルの発売から40年以上も経った楽曲が、今も世界中の新しいファンを魅了していることに感動しています。クイーンと長年のマネージャーであるジム・ビーチに対して、クイーンの永続的な輝きを証明する信じられない成果の達成についてお祝い申し上げます」──ルシアン・グレンジ(Universal Music Group CEO)
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