CNBLUE、初の日本ベスト盤発売「聴きながら待っていてください!」+次週より、彼らの歴史を振り返る4週連続楽曲レビュー企画始動

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本日8月29日(水)に、CNBLUE初のジャパン・ベストアルバム『Best of CNBLUE / OUR BOOK [2011 - 2018]』がリリースされた。同作は、2011年リリースの日本メジャーデビューシングル「In My Head」から2017年の最新アルバム『STAY GOLD』にかけて選曲されており、さらには2018年3月のジョン・ヨンファ(Vo&G)兵役入隊直前にレコーディングされた新曲「Don’t Say Good Bye」も収録されている。収録曲全19曲から、バンドの軌跡を理解し魅力を堪能できる1枚だ。彼ら4人が、いかにバンドとしてのチームワークに秀で、常に新しい音楽を生み出そうと楽曲制作やライブ活動に邁進してきたかを伝えている。

今回BARKSでは、このベスト盤のリリースを記念し、オフィシャルインタビューをお届けしたい。現在は入隊中のイ・ジョンヒョン(Gt&Vo)、イ・ジョンシン(Ba)、カン・ミンヒョク(Dr)が、ベスト盤についてはもちろん、これまでのバンドの歩み、そしてバンドの未来について、それぞれが語った三者三様の想いをじっくりと味わっていただきたい。

さらに次週より、CNBLUEの歴史を振り返る楽曲レビュー企画を4週連続で予定している。こちらも、ぜひ楽しみにして欲しい。


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【イ・ジョンヒョン(Gt&Vo)】

■ 僕らを応援してくれる人たちに愛される資格はあるだけ
■ 一生懸命やってきた

▲『Best of CNBLUE / OUR BOOK [2011 - 2018]』初回限定盤

── デビューから現在までを集めた日本ベスト盤のリリースが決まりました。ベスト盤の魅力を教えてください。

イ・ジョンヒョン(Gt&Vo):19曲……こんなに曲数あるんですね。リード・トラックがメインに入っているアルバムだから、“イイ”しかないですよ! 素敵なアルバムになっています。

── 新曲の「Don’t Say Good Bye」は、いつ頃できた曲ですか? この曲を聴いたときの感想は?

ジョンヒョン:今年の1〜2月にできたと思います。次のアルバムに入れようとヨンファ兄さんが作り溜めていた曲に、1月頃から歌詞を付けて作り出したものです。今の僕たちに似合うなあと思いました。


── ベスト盤でいちばん印象的な曲を、理由と共におしえてください。

ジョンヒョン:ギタープレイとして好きな曲は、「Where You Are」や「Radio」。曲もかっこいいし、演奏するときにすごく楽しいです。スローな方が難しくて速い方が弾きやすくはあるんですが、好みにテンポは関係ないですね。個人的に好きな曲は、「Blind Love」かな。この曲はライブのとき、ファンの皆さんが一緒に歌ってくれる光景がすごく好きなんです。




── 作詞作曲ともにジョンヒョンさんの曲では「Blind Love」があります。「WHITE」はジョンヒョンさんの作詞作曲で、ヨンファさんと歌詞を共作。ご自身で作った曲は気持ちが違いますか?

ジョンヒョン:やっぱり自分が作った曲は、特に思い入れがあります。2013年だから……23歳!若い! 昔のほうが頭で作っていたこと多かったですね。変に理論とか気にして。今は浮かぶままに、もっと感覚的に作れるようになりました。「WHITE」は当時のヨーロッパの流行りを取り入れて作りました。こういったダンステイストは、CNBLUEでは初めてでしたね。


── 日本で数多くのツアーも重ねてきましたが、これまでのライブで特に印象的なことを挙げると?

ジョンヒョン:路上ライブをやってたときから、写真のように1枚ずつ思い浮かぶ感じですね。その1つずつが思い出です。本当に何にもなかった人間が、“何か”が出来るようになっていったという感覚です。他の国でライブができたのも、日本でライブ経験を積んできたおかげと言えます。

── デビュー当時から8年、ルックスも変わったという実感はありますか?

ジョンヒョン:昔ってほんと何にも考えてない顔をしていました(笑)。覚えているのは、毎日、撮影や取材とか…とにかく忙しかったから、頭の中を真っ白にして過ごしていましたね。ポーズも言われるがまま自動的に。今も変わんないかな?(笑)20歳から24〜5歳くらいまで、とくに深い考えは無く日々を過ごしていました。仕事終わったら作業部屋へ行って、終わったら寝て、また朝から撮影……というのを“自動的”にやっていた感覚です。

── 外見がいちばん変わったと思うメンバーは?

ジョンヒョン:僕やヨンファ兄さん、ジョンシンはそんなに変わってない気がします。ミンヒョクがすごく若かったと思います。今と違って昔は細くてガリガリだったけれど、今は体格も良くなっていい感じになったんじゃないかな(笑)。

── 少し前に、3人でヨンファさんの面会に行ったそうですね。

ジョンヒョン:この前みんなで行ってきたんですが、ヨンファ兄さんのテンションが高くてびっくりしました。逆だと思っていたんですよ。寂しいからか、“元気でやってるよ!”という姿を頑張って見せているように思えて…。僕にもそろそろ、その時期が近付いているんだなと切ない気持ちになりました。

── この8年間をふり返ると、どんな思いがありますか。

ジョンヒョン:とくに日本では、アーティストとしての待遇がちゃんとしていることが良かったです。5年くらい前は、自分がビッグスターで世界の真ん中にいるような気がしていたんですが、過ぎ去ってみるとそうでも無かったなと。何かきっかけがあったんじゃなく、少しずつ意識が変わって平凡な毎日になりました。その一方で、僕らを応援してくれる人は10万人ほどいて、その人たちに愛される資格はあるだけ一生懸命やってきたから、少しだけ特別な人生だなと思えるようになりました。うれしいです。

── 少しのお休みを挟んでまた戻ってきてから、どんなCNBLUEでいたいですか?

ジョンヒョン:本当に心から、バンドをやって良かったなと思います。もしこの僕がダンスとかなら、年を重ねるとひざが痛くなるかもしれなかった(笑)。でも楽器は40〜50代でもずっと続けていられます。だから少し休んで戻ってきても、そんなに変わらない気がします。昔は何も分からなかったから、理想や夢を追う熱いバンドだったかもしれない。でも休みから戻ってくると、もっと現実的というか、みんなを応援できる音楽を作ったりできると思いますね。

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