ポール・ロジャースからロバート・プラントへのアドバイスに敏腕マネージャー「……」
ポール・ロジャースは、レッド・ツェッペリン加入前のロバート・プラントに、プラントにとっては役立つ、マネージャーにとっては有難くないアドバイスをしたそうだ。
◆ポール・ロジャース&ロバート・プラント画像
『Ultimate Classic Rock』のラジオ番組に出演したロジャースはこんな逸話を明かした。「フリーにいたときバーミンガムでロバートに会ったんだ。僕ら、アレクシス・コーナーとプレイしてて、ロバートがアレクシスのジャムに参加することになった。レッド・ツェッペリンの前だ。彼は完璧だったよ。髪の毛、ルックス、全てを持っていた。必要なのはバンドだけだった」
「彼は、紅茶飲みに俺らのホテルへ来た。で、こう言ったんだ。“そういえば、ロンドンでジミー・ペイジっていうギター・プレイヤーに会った。聞いたことある?” 僕は“ああ、たくさんの人が彼のこと話してるよ。彼は素晴らしいセッション・ミュージシャンだ”って答えた。そしたら“彼らから仕事をオファーされたんだ。一緒にバンドをやりたいって。週給30ポンドか歩合制を提案されてる。どう思う?”って訊かれたから、“僕ならどうすると思う? 歩合制を選ぶよ”って言ったんだ」
ロジャースはその後、バッド・カンパニーを結成し、レッド・ツェッペリンのレーベル、スワンソング・レコードと契約。レッド・ツェッペリンと同じく、ピーター・グラントがマネージャーとなった。
「数年後、ピーター・グラントが僕のマネージャーになった。彼の素晴らしい豪邸で、この話をしたんだ。沈黙が流れた……。その後、彼は僕を見て、“ああ、あれは君だったのか”って言ったんだ」
ロジャースに感謝しているであろうロバート・プラントは、今週月曜日(8月20日)70歳の誕生日を迎えた。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ジェイソン・ボーナム、アレックス・ヴァン・ヘイレンから冷たくされたのは父のせい?
ジーン・シモンズ、ジミー・ペイジから褒められ、倒れそうに
ロバート・プラント、レッド・ツェッペリンの楽曲を再レコーディング?
ボブ・ディランとロバート・プラント、ウィリー・ネルソン主催のフェスティバル・ツアーに参加
【俺の楽器・私の愛機】1550「ストリングベンダー自作」
ロバート・プラント、ジョン・ボーナム妹の公演にサプライズ出演
サイモン・カーク「バッド・カンパニーの日々は、ほぼ終わり」
レッド・ツェッペリン、『レッド・ツェッペリンIV』ジャケットの男性の正体が明らかに?
ロバート・プラント、「天国への階段」を歌ったのはチャリティ団体への多額の寄付が理由