サイモン・カーク「バッド・カンパニーの日々は、ほぼ終わり」

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バッド・カンパニーの創設メンバーの1人、ドラマーのサイモン・カークは、バッド・カンパニーはもうじき終わりを迎えると考えているそうだ。

彼は、先週配信された『Bob Lefsetz Podcast』のインタビューで、バッド・カンパニーはこの先、再びライヴを行うのかと問われると、「正直言って、疑問だ。なぜなら、すでに多くの人たちが知っていることだが、ポール・ロジャースに健康上の問題があった。彼は数週間前、CBSでそれを明かした。この数年、何度か脳卒中を起こした。心臓の問題を抱えている。僕は正直言うと、僕らの、バッド・カンパニーの日々はほぼ終わったと思っている」


カーク自身は元気だが、他のメンバー、ギタリストのミック・ラルフスも2016年に脳卒中を患った後、全快していないという。「左側が麻痺している。彼はいま、英国の介護施設に入っている。彼の演奏の日々は終わった。ご存じの通り、僕らはいい走りをした。僕らは間もなくバッド・カンパニーを眠りにつかせるはずだと、僕は思っている」

カークのこの私見は、ポール・ロジャースとは異なるようだ。ロジャースは10月、米ラジオ番組『Trunk Nation』で、バッド・カンパニーは終わりを迎えたのかと問われると、具体的な計画はないものの、「僕はそうは思っていない。まだやることはたくさんあると思っている。時間をくれ」と答えていた。

バッド・カンパニーが最後に公演を開いたのは、2019年10月。ラルフスは2016年秋に発作を起こして以降、ライヴには参加していない。

ポール・ロジャースは9月に新ソロ・アルバム『Midnight Rose』をリリースしたが、ツアーは行わないと話していた。

Ako Suzuki
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