A・モンキーズ、ノエル、ジョルジャ・スミスらマーキュリー賞の候補に
UK/アイルランドのアーティストにより制作されたアルバムの中で、その年度最も優れた作品へ贈られる英国の音楽アワード、マーキュリー・プライズの候補12作が発表された。
◆候補作品 画像
ジャンル、セールス、知名度は問わず、ジャーナリスト、ブロードキャスター、ラジオDJ、ミュージシャンらによって選出されるマーキュリー・プライズは、英国で最も栄誉ある音楽賞の1つと考えられている。無名のアーティストが受賞することも多く、今年もメジャー・アーティストから知る人ぞ知るミュージシャンまで幅広く候補に挙がった。
<Mercury Prize 2018>の候補12作品は以下の通り。
アークティック・モンキーズ『Tranquility Base Hotel & Casino』
Everything Everything 『A Fever Dream』
Everything is Recorded『Everything is Recorded』
フローレンス&ザ・マシーン『High as Hope』
ジョルジャ・スミス『Lost & Found』
King Krule『The Ooz』
リリー・アレン『No Shame』
Nadine Shah『Holiday Destination』
ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ『Who Built the Moon?』
Novelist『Novelist Guy』
Sons of Kemet『Your Queen is a Reptile』
ウルフ・アリス『Visions of a Life』
2006年にデビュー・アルバム『Whatever People Say I Am, That’s What I’m Not』で受賞したアークティック・モンキーズが候補に挙がるのは今年で4回目。レディオヘッドの5回に次ぐ同アワード2番目に最多となった。ノエルは、オアシス時代『Definitely Maybe』と『(What’s The Story) Morning Glory?』がノミネートされたが、ソロでは初となる。
現時点、ブックメーカー(公式賭け屋)William Hillで受賞する確率が高いと考えられているのは、アークティック・モンキーズ、ノエル、フローレンス&ザ・マシーンの3アーティストでオッズは4/1。ただ必ずしも毎年、この予想が的中するとは限らない。
過去3年は、Benjamin Clementineの『At Least For Now』(2015年度)、スケプタの『Konnichiwa』(2016年度)、サンファの『Process』(昨年度)が受賞した。
今年の受賞作品は9月20日にロンドンで開かれるセレモニーで発表される。ミュージシャンではジェイミー・カラム、エラ・エア、リアン・ラ・ハヴァス、マーカス・マムフォードらが審査員を務める。
Ako Suzuki
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