ロジャー・ダルトリー、記憶が不確かで自伝執筆に苦戦
2年前、自伝の執筆に取り掛かっていることを明かしたロジャー・ダルトリーだが、順調に書き進んでいるとは言えないようだ。彼はこれまでに、4回脳震とうを起こしており、思い出せない事柄や時期があるという。
◆ロジャー・ダルトリー画像
ダルトリーは英国の新聞『Daily Mail』にこう話した。「自伝の一番怖いところは、僕は4回、深刻な脳震とうを起こしてて、(記憶に)大きな隔たりがあるってことだ。なんでだって思うよ。まあ、不思議ではないんだけどさ」
4回の震とうで最も酷かったのは、1996年、英国ロンドンで『Quadrophenia(四重人格)』をプレイするためリハーサル中、マイク・スタンドが当たり、意識を失ったときだという。「眼窩を骨折したんだ。20分間、意識がなかった。アイパッチして公演をやった」そうだ。
ダルトリーは2016年夏、『Rolling Stone』誌のインタビューで「自伝に取り掛かっている」と明かしたが、「出版するかわからないけどね。いい本になったときにだけ出す。どれくらいかかろうが、構わない。俺は出版の契約は交わさない。みんな、契約を交わし、それで出さなきゃならなくなる。だって、金をもらってるんだから。金なんかクソくらえだ。俺は金のことはどうでもいい。いい本を書きたいんだ」と続けていた。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ザ・フー、『四重人格』がバレエ作品に
ロジャー・ダルトリー「生きている間にキース・ムーンの映画を作り宣伝活動をしたい」
ピート・タウンゼント、ザ・フーでは「誰かの代わりを務めているように感じる」
ブライアン・メイ、あらためてピート・タウンゼントを称賛「彼抜きでロック・ギターは想像できない」
ロジャー・ダルトリー、ロバート・プラント、エディ・ヴェダーらと共演
ロジャー・ダルトリー「癌の治療法は見つからないと思う」
ロジャー・ダルトリー、<Teenage Cancer Trust>公演のキュレーターを辞任
ザ・フーのピート・タウンゼント、『トミー』の母を演じたアン=マーグレットの新作に参加
ロジャー・ダルトリー「リアム・ギャラガーを愛してる。オアシスが再結成すればいいのに」