【インタビュー】10-FEET、<京都大作戦>を語る「楽しく、笑いもあり、感動もあり、全力で」

ポスト

■想像できない空気感になるんやろうなって
■もう今の時点で感じてます──NAOKI

──でも、映像作品のインタビューで語られてますが、2人は近所のスーパーで出会っちゃうのも恒例ですか?

NAOKI:それね、中止になった2007年のときです(笑)。そのときだけ(笑)。

KOUICHI:毎年会ってたらヤバイっすよ、集合場所みたいに(笑)。

NAOKI:あのときは、朝起きたらすごい快晴やったんで、ほんとにうなだれたんです。やろうと思えばできたやんって。でも絶対に台風直撃するという予報やったんで。中止になって、街中に出ていく元気もないし。来る予定やったお客さんと出会ったりしたら、変な罪悪感でいっぱいになってしまうし。それでも家にこもっていたら頭おかしくなりそうやったんで、街中からは離れているスーパー行ったら、KOUICHIがいたんすよ(笑)。

KOUICHI:全く同じタイミングで、同じ行動してた(笑)。その2007年はおかしな燃え尽きた感やったけど、それ以降は充実感ありますよね。無事に終わった…、いや、何かしらあるのが<京都大作戦>やけど。お客さんも大作戦には何かがあるってのを、ちょっと前提にしている気がするんですよ。だからハードル上がってんのやろうなと。でも意図してやってるわけではないから、数々のトラブルは。普通に何もなく無事に終わったときには、みんなはどう思うんかな。

TAKUMA:後ろからオマエに思いっきりタックルするわ(笑)。

KOUICHI:ほんま、何かしら何かあるフェスやなって。

▲KOUICHI (Dr&Cho)

──その10年分をこの映像作品で目撃してくれということですね。そしていよいよ近づいたのが、<京都大作戦2018〜去年は雷雨でごめんな祭〜>です。いくらイメージしてもその通りにはならない大作戦ですけど、開催10年目を乗り越えた今だからこそ抱いている気持ちもありますか?

TAKUMA:ええと…。

──僕はね、去年のリベンジですよね。

TAKUMA:あっ、今度は言うんかい(笑)。

NAOKI:はい、気持ちは分かってます。去年の完全版ね。

TAKUMA:あれでもしまた雷雨やったら、かなり気まずい(笑)。もう、開催時期を変えたらって言われそう(笑)。

▲DVD『京都大作戦2017 LIVE 〜心ゆくまでご覧な祭〜』

──7月の第二週目は、京都はちょうど梅雨明けの時期でしょ?

TAKUMA:意外と降るんですよ。夕方降るとよろしくないですね。でも大作戦では、前年度を意識せずってのが、毎年あるって言えばあるんですよ。毎年、いい感じの大作戦になるんで、それを追っかけたり、変に凄いことしてやろうと思ったりとか、過去に気負いすぎたこともあったんです。だけど、今年は今年でしっかりやるという気持ちがまず大事やなって、10年やってきて身についたというかね。だからリベンジはリベンジでいいけど、2018年は2018年で、しっかり今年やるべきことをやろうって思いが強いです。たとえトラブルやハプニング、サプライズがなかったとしても、全力でしっかり最大限にやるってことです。その気持がなければ、何かが起こったときに対応できる気力も湧かないから。とにかく全力ってことが基本、それはメンバーと話していても、スタッフと話していても思いますね。できればいいサプライズやハプニングは、いくらでも起きてほしいですけど。楽しく、笑いもあり、感動もありで、全力でやりたいし、みんなのそういうライブも観たいですからね。

NAOKI:去年は大作戦10周年というのもあって、3デイズやったり、お祝いムードになっていたりしたじゃないですか。結果、3日目は雷雨でああいう事態にもなりましたけど。そういうことを経ての11年目であったりもするので、いろいろ思う人も多いかもしれないです。新しい形でまた始まるのかな、とか。でも根本は、あそこは今まで培ってきたみんなの楽しめる場所。毎年、ブッキングに困るという話もさっきしたけど、この人らがこの場に来てもらえるのは凄いねんなと思える人たちばかりに声を掛けさせてもらっていて。さっきのThe BONEZの話もそうですけど、何かあったときにどうにかしてくれるっていう信頼関係もあるんです。そういう関係性で続けていられるのは、すごい強みでもあると思っているんです。今年も昔からの仲間のアーティストもたくさん出れば、ライブハウスでも一緒に対バンしたことのないアーティストも出てくれることになって、僕らもまだ分からないゾーンがあったりするのも、当日の楽しみのひとつなんです。想像できない空気感になるんやろうなって、もう今の時点で感じてます。

──ちなみにヤバイTシャツ屋さんのこやまは、実家が開催地の太陽が丘の近くじゃないですか。だから「僕のホームで、10年前から10-FEETは何をしてくれてんのや」というようなこと言ってました。その発言全てを原稿にしてみたら、カットもされてました(笑)。

NAOKI:そんな裏話が(笑)。でも、いい意味で言ってるのはわかります。

TAKUMA:ここでは活かしましょ(笑)。

KOUICHI:書きましょ(笑)。今回で大作戦11回目なんですけど、毎年、「開催できて、ありがとう」という気持ちなんです。11回目やけど、いい緊張感を持ってやりたいなと思ってます。

取材・文◎長谷川幸信
撮影◎梶原靖夫


■Blu-ray / DVD『京都大作戦2007-2017 10th ANNIVERSARY! 〜心ゆくまでご覧な祭〜』



2018年6月27日(水)発売
▼完全生産限定盤
【Blu-ray2枚組+Tシャツ(kids13Oサイズ)】UPXH-29018 ¥13,960+税
【Blu-ray2枚組+Tシャツ(XSサイズ)】UPXH-29019 ¥13,960+税
【Blu-ray2枚組+Tシャツ(Sサイズ)】UPXH-29020 ¥13,960+税
【Blu-ray2枚組+Tシャツ(Mサイズ)】UPXH-29021 ¥13,960+税
【Blu-ray2枚組+Tシャツ(Lサイズ)】UPXH-29022 ¥13,960+税
【Blu-ray2枚組+Tシャツ(XLサイズ)】UPXH-29023 ¥13,960+税
【Blu-ray2枚組+Tシャツ(XXLサイズ)】UPXH-29024 ¥13,960+税
【DVD4枚組+Tシャツ(kids13Oサイズ)】UPBH-29068 ¥11,960+税
【DVD4枚組+Tシャツ(XSサイズ)】UPBH-29069 ¥11,960+税
【DVD4枚組+Tシャツ(Sサイズ)】UPBH-29070 ¥11,960+税
【DVD4枚組+Tシャツ(Mサイズ)】UPBH-29071 ¥11,960+税
【DVD4枚組+Tシャツ(Lサイズ)】UPBH-29072 ¥11,960+税
【DVD4枚組+Tシャツ(XLサイズ)】UPBH-29073 ¥11,960+税
【DVD4枚組+Tシャツ(XXLサイズ)】UPBH-29074 ¥11,960+税
▼通常盤
【Blu-ray2枚組】UPXH-20066/7 ¥11,960+税
【DVD4枚組】UPBH-20214/7 ¥9,960+税
[収録内容]
完全生産限定盤 / 通常盤、Blu-ray/DVD共通
・2007年から2016年までをドキュメント中心にまとめた「京都大作戦2007-2016 〜心ゆくまでご覧な祭〜」(収録時間=約4時間14分)と、昨年の模様をライブ中心にまとめた「京都大作戦2017 LIVE 〜心ゆくまでご覧な祭〜」(収録時間=約4時間2分)をコンパイル。

■DVD『京都大作戦2007-2016 〜心ゆくまでご覧な祭〜』


2018年6月27日(水)発売
UPBH-20218/9 ¥4,980+税
[収録内容]
・2007年から2016年までの京都大作戦をドキュメント中心に収録(収録時間=約4時間2分)。

■DVD『京都大作戦2017 LIVE 〜心ゆくまでご覧な祭〜』


2018年6月27日(水)発売
UPBH-20220/1 ¥4,980+税
[収録内容]
・<京都大作戦2017>の模様をライブ中心に収録(収録時間=約4時間14分)。

■『京都大作戦2017 LIVE 〜心ゆくまでご覧な祭〜』収録曲目(全42曲)


▼7月7日 [DAY1]
【源氏ノ舞台】
My Hair is Bad 「フロムナウオン」
竹原ピストル 「Amazing Grace」
サンボマスター 「ロックンロール イズ ノットデッド」
Nothing’s Carved In Stone 「Spirit Inspiration」
SiM 「JACK.B」
10-FEET 「RIVER」
【牛若ノ舞台】
ヤバイTシャツ屋さん 「無線LANばり便利」
夜の本気ダンス 「WHERE?」
Creepy Nuts 「合法的トビ方ノススメ」
打首獄門同好会 「日本の米は世界一」
四星球 「クラーク博士と僕」

▼7月8日 [DAY2]
【源氏ノ舞台】
The BONEZ 「Louder」
FIRE BALL with HOME GROWN 「みんなのうた」
東京スカパラダイスオーケストラ 「閃光 feat.10-FEET」
Ken Yokoyama 「Let The Beat Carry On」
湘南乃風 「睡蓮花」
Dragon Ash 「Mix it Up」
10-FEET 「ヒトリセカイ」
【牛若ノ舞台】
NUBO 「Circle」
藍坊主 「伝言」
Age Factory 「Puke」
yonige 「さよならプリズナー」
Crystal Lake 「Prometheus」
NAMBA69 「MANIAC」
GOOD4NOTHING 「FOUND」

▼7月9日 [DAY3]
【源氏ノ舞台】
SUPER BEAVER 「美しい日」
dustbox 「Here Comes A Miracle」
氣志團 「スタンディング・ニッポン」
WANIMA 「Hey Lady」
MAN WITH A MISSION 「database feat.TAKUMA(10-FEET)」
マキシマム ザ ホルモン 「恋のスペルマ」
ROTTENGRAFFTY 「金色グラフティー」
10-FEET 「DO YOU LIKE...?」「その向こうへ」「CHERRY BLOSSOM」
【牛若ノ舞台】
ENTH 「Gentlemen Kill」
SIX LOUNGE 「俺のロックンロール」
OVER ARM THROW 「Stardust」
ガガガSP 「線香花火」
Dizzy Sunfist 「The Dream Is Not Dead」
SHANK 「Set the fire」
G-FREAK FACTORY 「ダディ・ダーリン」

■<京都大作戦2018〜去年は雷雨でごめんな祭〜>


7月7日(土) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7月8日(日) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
開場 9:30 / 開演 11:00 / 終演 20:00予定
▼出演アーティスト
●7月7日(土)
〈源氏ノ舞台〉
GLIM SPANKY / 10-FEET / 東京スカパラダイスオーケストラ / BEGIN / BRAHMAN / マキシマム ザ ホルモン / ヤバイTシャツ屋さん / ROTTENGRAFFTY
〈牛若ノ舞台〉
ENTH / SHIMA / SHANK / G-FREAK FACTORY / Track's / ハルカミライ / FIVE NEW OLD
●7月8日(日)
〈源氏ノ舞台〉
ACIDMAN / クリープハイプ / Ken Yokoyama / dustbox / Dizzy Sunfist / 10-FEET / Dragon Ash / WANIMA
〈牛若ノ舞台〉
THE冠 / Survive Said The Prophet / SIX LOUNGE / NAMBA69 / HAWAIIAN6 / Hump Back / FOMARE
●7月7日(土)〜8日(日)
〈鞍馬ノ間〉
京都大作戦杯2018-4ON4 HALF COURT TOURNAMENT-を開催
AKT LOCAL / 大阪籠球会 / ORK / ALLBLUE / ちきゅう / TEAM-S / HIGH WEST BALLERS / FRONTOOTH
※五十音順/出演順未定
※雨天決行/荒天中止
※アーティストは都合により変更になる場合がございます。その際チケット代金の払い戻しは行いませんので、予めご了承下さい。
▼チケット
前売り:7/7 1日券 ¥6,400/7/8 1日券 ¥6,400/2日通し券 ¥12,400
※価格は全て税別
※全自由(整理番号無し)
※小学生以上有料/未就学児童は保護者同伴の場合無料
一般発売日:5月26日(土) 午前 10:00〜
プレイガイド:京都大作戦チケットセンター
(問)チケットに関して:京都大作戦チケットセンター 050-5824-5141 (平日13:00~17:00)
(問)公演に関して:サウンドクリエーター 06-6357-4400 (平日12:00〜18:00)
http://kyoto-daisakusen.kyoto/18/ (PC・携帯共通)


◆インタビュー(2)へ戻る
◆インタビュー(1)へ戻る
◆BARKS内10-FEET主催<京都大作戦2017>特集ページ
この記事をポスト

この記事の関連情報