ロジャー・ダルトリー、26年ぶりのソロ・アルバムを発表
ザ・フーのフロントマン、ロジャー・ダルトリーが、この夏、9枚目のソロ・アルバム『As Long As I Have You』をリリースすることを発表した。ダルトリーは2014年にウィルコ・ジョンソンとコラボした『Going Back Home』をリリースしているが、ソロとしては、1992年の『Rocks In The Head』以来26年ぶりとなる。
◆「As Long As I Have You」試聴動画
『As Long As I Have You』にはザ・フーのバンド・メイト、ピート・タウンゼント(G)や元スタイル・カウンシルのミック・タルボット(Key)が参加。マニック・ストリート・プリーチャーズやアイドルワイルドのアルバム、そして『Going Back Home』を手掛けたDave Eringaがプロデュースした。ステーヴィー・ワンダーの「You Haven’t Done Nothing」、ニック・ケイヴの「Into My Arms」、スティーヴン・スティルスの「How Far」などのカバーも収録されている。
ダルトリーは、この作品で「ものすごく初期の時代、ピートが僕らの曲を書き始める前のこと、少数のオーディエンスを前に教会のホールでソウル・ミュージックをプレイしていたティーンエイジャー時代に戻った」とコメントしている。
「それが僕らだったんだ。ソウル・バンドだ。いま、僕は、それに必要な経験を経てソウルを歌うことができる。僕はいつだって心を込めて歌ってきたが、19歳のとき、苦難やトラウマの感情を表現できる人生経験はなかった」「長い間、これらの曲を再訪し、みんなに僕の声を、これまで聴いたことがなかった声を聴いて欲しいと思ってた」
『As Long As I Have You』は6月1日にリリースされる。
Ako Suzuki
この記事の関連情報
ザ・フー、『四重人格』がバレエ作品に
ロジャー・ダルトリー「生きている間にキース・ムーンの映画を作り宣伝活動をしたい」
ピート・タウンゼント、ザ・フーでは「誰かの代わりを務めているように感じる」
ブライアン・メイ、あらためてピート・タウンゼントを称賛「彼抜きでロック・ギターは想像できない」
ロジャー・ダルトリー、ロバート・プラント、エディ・ヴェダーらと共演
ロジャー・ダルトリー「癌の治療法は見つからないと思う」
ロジャー・ダルトリー、<Teenage Cancer Trust>公演のキュレーターを辞任
ザ・フーのピート・タウンゼント、『トミー』の母を演じたアン=マーグレットの新作に参加
ロジャー・ダルトリー「リアム・ギャラガーを愛してる。オアシスが再結成すればいいのに」