ライブ、レコーディングで活躍するオーディオインターフェイス搭載ペダルコントローラー「iRig Stomp I/O」

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4つのフットスイッチとエクスプレッションペダル、オーディオ&MIDIインターフェイスを搭載したペダルボードコントローラー「iRig Stomp I/O」がIK Multimediaから登場、4月27日より発売される。また、スマートフォン用多機能スタンド「iKlip Grip」がBluetoothシャッター付属となってリニューアル、3月16日より発売となる。


▲4つの金属製スイッチとペダルにはそれぞれLEDを用意。2つのノブは入力ゲインと出力ボリュームのコントロール。その上がタブレットやスマホが置けるデバイスベイ。


▲リアパネルにはコンボジャックの入力、ヘッドホン出力、ステレオライン出力、MIDI IN/OUT、外部ペダル/スイッチ用ジャック×2、USB、iOS用コネクタ、電源コネクタなどを配置。

「iRig Stomp I/O」は、ハイエンドギターペダルを思わせる堅牢なボディに暗いステージでも視認性に優れたLEDを備えた4つのフットスイッチとエクスプレッションペダルを搭載。さらにオーディオ&MIDIインターフェイスを統合し、Mac/Windowsに加えiOSデバイスでも使用でき、総額約10万円のソフトウェアも付属。実際のエフェクトペダル以上の使い勝手とサウンドクオリティを実現したペダルボードコントローラーだ。

接続したコンピュータまたはiOSデバイス上で動作するソフトウェアを、足元の「iRig Stomp I/O」でスムーズに操作可能。本体のコントーラに加えて2系統の外部フットスイッチ/フットペダル端子、さらにはMIDI IN/OUTを備えているので、他のMIDIコントローラーと組み合わせて大きな拡張性を誇るコントロールターミナルとしての役割も備える。


▲左はiPhoneをデバイスベイに置いた状態。右はiPadとの組み合わせ。Lightningケーブルも付属する。


▲こちらは左がWindowsマシンのSuface Proとの組み合わせ、右がMacBookとの組み合わせ。さまざまな環境で使用することができる。

オーディオ入力端子には、Neutrik社製のXLRと1/4インチ標準フォーンのコンボ端子を採用。コンデンサーマイクの接続を可能にする48Vファンタム電源の供給も行え、ギター/ベースだけでなくボーカル録音にも対応する。オーディオ出力はメインのステレオバランス出力とヘッドホン出力の2系統。インプットのゲイン増幅には、高品位なクラスAプリアンプを使用。入力/出力レベルは、視認性の良いLEDメーターで常にモニター可能だ。

最大の魅力はソフトウェアとハードウェアのシームレスな統合にある。「iRig Stomp I/O」とiPadやノートPCの組み合わせなら、重たいエフェクターボードは不要。スタジオや自宅でAmpliTubeソフトウェアを使ってサウンドを作り込み、そのままステージへ持ち込むことができる。オリジナルのプリセットを足元で操作できるだけでなく、iOSデバイス上で動作するチューナーやルーパーなどの機能もカンタンに呼び出すことが可能だ。


付属ソフトウェアは、Mac/Windows用ギターアンプ/エフェクト・モデリングの定番AmpliTube 4 Deluxe(160以上のギア・モデルを収録)、ミックス/マスタリングで使えるプラグインT-RackSプロセッサー (White 2A、Black 76、VC-670、EQP-1A、Mic Room)、そしてAbleton Live 9 Lite for Mac/PC。iPhone/iPad用には、AmpliTube for iPhone and iPad(70以上のギア・モデルを収録)、 アコースティック・ギター用の AmpliTube Acoustic、ボーカル用エフェクトの VocaLive、Mic Room。それぞれ無償版で、有償版同等の機能をアンロックするライセンスが付与される。

電源はUSBバスパワーまたはACアダプター(付属)を使用。コンピューター、iOSデバイスと接続するためのLighteningケーブル、USBケーブルも付属する。


■「iKlip Grip」がBluetoothシャッター付属でリニューアル

人気のスマートフォン用多機能スタンド「iKlip Grip」がリニューアル、シャッター付属のパッケージが発売される。


2015年に発売が開始された「iKlip Grip」。当時はBluetoothシャッターの認証が日本国内で取得されておらず、国内向けパッケージではBluetoothシャッターは付属していなかったが、今回、認証を取得したことでBluetoothシャッター付きにリニューアルされ発売されることとなった。

「iKlip Grip」は、スマートフォンやデジタルカメラで写真やビデオの撮影、野外録音などさまざまな用途に使える多目的なセルフィースティック(自撮り棒)兼スタンド。そのユニークな構造は、デスクトップ三脚、移動しながらの撮影に最適なグリップハンドル、また一脚として、さらには一般的な一脚/三脚にスマートフォンを取り付けるアダプターとして機能する。そしてBluetoothで接続するリモートシャッターによって、離れた場所からでも画像/映像を撮影することが可能だ。


▲デスクトップ三脚、グリップハンドル、セルフィーとさまざまなスタイルで使用可能。市販の三脚に取り付けることもできる。

スマートフォンやカメラをしっかり支えるグリップは、幅を自在に調節可能。ゴム製の保護パッドを備え、安全にしっかりと取り付けられる。3.5インチから6インチサイズの事実上ほとんどのモバイル機器をその表面を傷つけることなく確実に固定。スマホはカバーやケースを付けたまま装着することができるのもうれしいところだ。

人間工学的にデザインされ手に馴染むハンドル部は、閉じた状態では移動しながらの撮影を安定させるためのグリップハンドルや、セルフィースティックとして使いやすい形状。ハンドル部を開けば、デスクトップ三脚に早変わり。コンサートやバンドの練習を撮影したり、録音したりする際にスマートフォンやカメラ、レコーダーの位置決めが簡単に行える。また、約45cm(17.5インチ)まで長さを調節可能な拡張パーツが付属、ボールジョイント方式の角度調節機能とあわせて、縦・横・角度も自由自在。撮影時や録音時の状況に合わせて、スマートフォンの画面やカメラレンズの向きを最適な位置に固定することが可能だ。


▲長さや角度が自由に変えられるiKlip Grip。新たにBluetoothシャッターが付属する。


製品情報

◆iRig Stomp I/O
価格:オープン(市場実勢価格 39,000円 税別)
発売日:2018年4月27日
◆iKlip Grip (Bluetoothシャッター付属)
価格:オープン(市場実勢価格:7,000円 税別)
発売日:2018年3月16日
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