IK Multimediaの人気アナログシンセが進化、「UNO Synth Pro」「UNO Synth Pro Desktop」
IK Multimediaの超コンパクトなアナログシンセサイザー「UNO Synth」が進化。フルサイズ37鍵キーボード搭載のパラフォニックデュアルフィルターアナログシンセサイザー「UNO Synth Pro」と、32マルチタッチ静電容量式キーボードを搭載した「UNO Synth Pro Desktop」が発表された。発売は4月下旬予定。
2018年リリースの「UNO Synth」は、IK Multimediaと同じイタリアのシンセサイザーメーカーであるSoundmachines社とのコラボレーションにより開発された超コンパクト、かつ高いコストパフォーマンスで注目を集め、今でもロングセラーを続けているモデル。今回の新モデルも同じくSoundmachinesとのコラボレーションにより開発。「UNO Synth」をベースにオシレーター、フィルター、シーケンサー、エフェクト、プリセット、接続性、プログラミング性の向上など、ほぼすべてのセクションが進化している。
堅牢なメタルシャーシに37鍵のFatar社製シンセアクション フルサイズ鍵盤を搭載したライブパフォーマンスにも耐えうる「UNO Synth Pro」と、軽量・コンパクトでどこにでも持ち運べる「UNO Synth Pro Desktop」の2モデルをラインナップ。「UNO Synth Pro」はピッチホイールとモジュレーションホイールを装備。「UNO Synth Pro Desktop」のピッチとモジュレーションコントロール用にはストリップを搭載する。
両モデルともユニークなデュアルフィルター、3オシレーターパラフォニックデザインにより、あらゆるシンセサウンドを作成可能。256のプリセット、64ステップシーケンサー、CV/Gate端子、フィルター処理も可能なオーディオインプットを装備する。
▲UNO Synt Proは金属製シャーシに37鍵のFatar社製シンセアクション フルサイズ鍵盤を搭載。本体サイズは55×30×7cm、重量は5.8kgで電源は付属のACアダプターを使用。
▲リアパネルには2系統のCV/GATE INを搭載し、モジュラーシンセとの連携も考慮。オーディオ出力端子はバランスステレオ出力とヘッドフォン出力を装備。USB MIDIのほかDINのMIDI入出力も備える。
心臓部には、パルス幅変調、連続的な波形モーフィングが可能なアナログオシレーターを3機搭載。オシレーターシンク、FM(周波数変調)、ノイズジェネレーター、リングモジュレーションによって、本物のアナログシンセサイザーならではのサウンドを存分に楽しむことができる。
オリジナルUNO Synthの2ポールOTAマルチモードフィルターに加え、セルフオシレーション機能を備えたSSI 2/4ポール ローパスフィルターが新たに追加。直列、並列接続、位相反転も可能なデュアルフィルターは、合計24のフィルターモードから配列を選択可能だ。このユニークなデザインにより、クラシックなビンテージサウンドの再現から、まったく新しい実験的なサウンドまで、無限の可能性を提供する。
▲UNO Synth Desktopは、25×14×5cm/700gのコンパクトなプラスティックボディに、キーボードとしてUNO Synthで採用した耐久性の高い静電容量感知キーを強化したバージョンを採用。
▲コンパクトながら2系統のCV/GATE INやAUDIO IN、ミニジャックのヘッドホンと標準フォーンのバランス出力など充実の入出力を用意。電源はUSBバスパワー。
ADSRエンベロープは、フィルター用とアンプリチュード用の2つを搭載。両方ともソースとして使用可能なので、オシレーターのピッチ、ウェーブシェイプから、LFOのスピード、他のエンベロープ・ステージまで、あらゆるものをモジュレーションすることができる。複雑になりがちなルーティングも、16スロットのモジュレーションマトリックスによりカンタンに行え、MIDIコントローラーを含む内部ソース、外部ソースの両方を使用して、洗練されたモジュレーションの構築が可能だ。
エフェクトは、アナログオーバードライブ回路に加え、モジュレーション、ディレイ、リバーブの3つのデジタルエフェクトが加わった。外部入力信号は、フィルター、エフェクトにルーティングすることも可能で、あらゆるオーディオ素材を処理することができる。
製品情報
価格:オープン(市場実勢価格 84,800円 税別)
◆UNO Synth Pro Desktop
価格:オープン(市場実勢価格 51,800円 税別)
発売日:2021年4月下旬予定
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