IK Multimedia、iRig Pro Quattro I/Oを発売
IK Multimediaは、プロ仕様の4IN/2OUTモバイル・オーディオ/MIDIインターフェース、iRig Pro Quattro I/Oを発売した。
◆iRig Pro Quattro I/O 関連画像
高品位なマイク・プリアンプ、24-bit/96kHzのコンバータを搭載した本機があれば、いつでも、どこでも、放送クォリティの収録が可能だ。純正のiRig MIC XYステレオ・マイク、ウィンド・スクリーン、電源アダプタ、キャリング・ケースを同梱したDeluxeバンドルも用意されている。
iRig Pro Quattro I/Oには、ファンタム電源を備えた高品質で低ノイズのマイク・プリアンプ、Hi-Zの楽器、ライン・レベル対応のXLR/標準コンボ入力、ステレオのRCA、3.5mmライン入力に、ヘッドフォン・アウト、バランスXLRアウト、3.5mmステレオ・アウトと、MIDI IN/OUTを装備。iPhone、iPad、Mac/PC対応のインターフェースとしてだけでなく、ダイレクト・モニタリング機能、内蔵リミッターを備えた単体のマイク・プリアンプ、ミキサーとして、デジタル一眼カメラなどでの収録時に使用できる。また本機には、Lightning、USB-C、USB-Aケーブルが同梱されており、開封後すぐにiPhone、iPad、Mac、PCに接続して、高品質なマルチチャンネル・オーディオMIDIインターフェースとして利用可能だ。
本機はダイレクト・モニタリング機能をONにすることで、高品位なマイク・プリアンプ4機を搭載した単体のミキサーとしても利用可能。iRig Pro Quattro I/Oの底面にはカメラ標準のUNC 1/4-20アダプタも装備されているので、デジタル一眼カメラにマウントして使用できる。ヘッドフォン・アウトはカメラ接続用の3.5mmステレオ・アウトとは別に用意されており、収録中もダイレクト・モニタリング可能。バランスXLRアウトを使えば、手元の機材をまとめてPAに送るミキサーとして重宝するだろう。またiRig Pro Quattro I/Oには無指向性のMEMSマイクが搭載され、本体に装着可能なiRig MIC XYステレオ・マイクも用意されている(Deluxe版に同梱)ので、iPhone、デジタル一眼カメラなどに接続するだけで、瞬時に収録を行うことができる。
本機はDCINの他、USB電源、単三電池4本でも駆動可能。大容量のUSBモバイル電源、充電池の予備を用意すれば、長時間の収録にも対応可能だ。さらに別売の電源アダプタ(iRig PSU 9175、Deluxe版には同梱)を接続すれば、Lightningケーブルで接続されたiPhone、iPadを充電しながら利用可能で、長時間のリハーサル、待機時間を要するライブ配信、収録でも安心。モード・スイッチにより、4chのインプット、内蔵MEMSマイク、Loopbackを含めたすべての入力がミックス・ダウンされるSTEREOモード、MONOモードを選択できるので、利用のアプリケーションにより最適なモードを選択できる。
GarageBand、Logic ProなどDAWの利用時は、モード・スイッチにてMULTIを選べば、マイク/Hi-Z楽器入力対応のMIC/INST IN 1-2をInput1-2、マイク/ライン入力対応のMIC/LINE IN 3-4、RCA IN 3-4もしくは3.5mm Stereo IN 3/4をInput 3-4としてマルチにルーティング可能。iRig Pro Quattro I/OにはMIDI IN/OUTもあるので、iPhone、iPad、Mac/PC対応のモバイル24-bit/96kHzオーディオMIDIインターフェースとして、外出時に欠かせない1台となることだろう。なお、MIC/LINE IN 1-2には、ON/OFF可能なリミッターも装備されおり、クリッピングを防ぐことができる。DAW利用時にSTEREO、MONOモードを選択していた場合、DAW Ch 3-4はDAW Ch 1-2と同じミックス信号が12dB低いレベルで送出されるセーフティ・チャンネルとして機能するので、DAWのTrack1-2をメイン、Track3-4を予期せぬ大音量が入力されたときのバックアップ・トラックとして利用することができる。
iRig Pro Quattro I/OのLoopback+機能を使えば、音楽アプリの再生に合わせて歌うといった通常のLoopbackを超えた配信も可能。本機のInput3-4にマイクやラインレベルの楽器を接続し、Mix Box、AmpliTube、VocaLiveなどでプロセスした信号をLoopbackにてチャンネル1-2にルーティングすれば、コンプレッサー、EQ、リバーブ、ハーモナイズなど、プロ仕様に処理された音声、クリエイティブなサウンドにて配信を行うことができる。
そして本機のユーザー登録を行うと、約8.3万円相当のMac/PCソフトウェアが特典として提供される。EQ、コンプレッサー、リバーブなど10種類のプロセッサーを搭載したT-RackS 5 SE、ギターとベースに必要な80以上のギア・モデルを搭載したAmpliTube 5 SEに加え、MODO BASS SE、MODO DRUM SE、Miroslav Philharmonik CE、SampleTank SE、Syntronik SEから2製品を選べる。あわせてMix Box CS for iPad、iRig Recorder 3 LEなどにてフル仕様がアンロックされる、約1.2万円のアプリ内課金相当の特典も提供される。
「iRig Pro Quattro I/O」
2022年5月27日
オープンプライス(税別市場想定価格53,900円前後)
iRig Pro Quattro I/O Deluxe*
2022年初夏予定
オープンプライス(税別市場想定価格69,300円前後)
* iRig MIC XYステレオ・マイク(1ペア)、 ウィンド・スクリーン、 9V電源アダプタ、 キャリング・ケース付き
◆IK Multimedia オフィシャルサイト
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