IK Multimedia、Z-TONE回路を搭載 ギタリスト/ベーシストのための新定番イクイップメント登場

IK Multimediaから、Z-TONE回路を搭載したギタリスト/ベーシストのための新定番イクイップメントが登場。ブースターを搭載したペダルタイプの「Z-TONE Buffer Boost」とアクティブタイプのDIボックス「Z-TONE DI」が7月15日より発売される。


iPhoneやiPadを本格的なギターエフェクト/アンプに変身させるiRigシリーズで知られるIK Multimedia。昨年リリースされた「AXE I/O」は、同社の長い歴史とノウハウの結晶であるZ-TONE回路を搭載し、市場に存在するオーディオインターフェイスに「なぜ一律のHi-Z入力、ライン出力しか実装されていないのか」という問題を見事に解決した。今回登場の2つのモデルは、いずれもこのZ-TONE回路を搭載し、インピーダンスの不適合による音痩せやこもりを解消できる、ギタリスト/ベーシストのための新定番イクイップメントといえる製品となった。


両モデルとも楽器に合わせて切り替えられるACTIVE/PASSIVEピックアップ選択スイッチを備えるほか、色付けのない透明で正確なPUREモードと倍音と暖かみを付加するJFETモードの切り替えが可能。パソコンを本格的なギターエフェクト/アンプとして使用可能にするフルバージョンの「AmpliTube 4」ソフトウェア（Windows/Mac）が付属するのも見逃せない。

■Z-TONE Buffer Boost

インピーダンスを連続的に調整できるZ-TONE回路、JFET/PUREスイッチ、ACTIVE/PASSIVEのピックアップセレクターといった「AXE I/O」譲りの機能に加え、バッファーとブースト機能を搭載したプリアンプ/DIペダル。クラス最高のダイナミックレンジと周波数特性を実現しており、ステージやスタジオを問わず高品位な楽器用プリアンプとしてギタリスト/ベーシストのサウンドクォリティを向上させる。


ギター/ベースのトーンの質感を調整できるのはもちろん、複数のエフェクトペダルを使用する際に音色本来のトーンを保持するバッファーとして、また最大＋10dBゲインのブースターとして、ギター/ベースを入力するエフェクトチェインの初段に接続すると大きな効果が得られる。

このほか、Z-TONE回路やバッファー、ブースターをすべてバイパスするフットスイッチや、ハムノイズを抑えるグランドリフトスイッチ（バランス出力用）も装備。1/4インチ標準フォーンアンバランス出力とXRLバランス出力は、エフェクトチェインに信号を送ると同時にバランス出力よりミキサー/インターフェイスにも出力可能。Z-TONE回路後の信号を取り出すLINKアウトによりアンプなどに信号を同時送出することもできる。

■Z-TONE DI

インピーダンスを連続的に調整するZ-TONE、JFET/PUREスイッチ、ACTIVE/PASSIVEのピックアップセレクターといった「AXE I/O」譲りの機能を搭載したアクティブDIボックス。楽器のインピーダンスに合わせて最適な設定にし、クラス最高のサウンドクォリティでフレキシブルなレコーディングを実現する。

クラス最高のダイナミックレンジと周波数特性を実現しており、あらゆるオーディオインターフェイス（もしくはライブ用コンソール）へ高品位なオーディオ信号を送出する。


このほか、出力先の入力段に余裕を持たせる20dBのパッドスイッチ、ハムノイズを抑えるグランドリフトスイッチ（バランス出力用）を装備。出力は、1/4インチ標準フォーンアンバランス出力とXRLバランス出力（同時出力）を備え、Z-TONE回路後の信号を取り出すLINKアウトによりアンプなどに信号を同時送出可能だ。本体はステージ上の使用にも耐えうる堅牢な金属製シャーシを採用している。