2018年、大物から新進気鋭の注目株まで来日が楽しみな海外アーティスト【新春企画】
洋楽ファンには見逃せない海外アーティストの来日公演が2018年にも目白押しだ。超大物から話題の新人まで、見逃せないパフォーマンスを披露してくれるアーティストの来日情報を紹介する。
まず何といっても注目したいのがブルーノ・マーズだ。2018年4月に、4年ぶりとなる待望の来日公演を開催する。北米・ヨーロッパツアーのチケット100万枚が24時間でソールドアウト。多数のグラミー賞受賞を果たし(ノミネート数20回)、全世界でのシングル売上枚数は1億7000万枚、アルバム売上数は2600万枚を超え、世界のトップアーティストに君臨している。さらにブルーノは、Nielsen Musicが発表した、全米で2017年最も人気があったアルバムのランキング<Top 10 Albums Of 2017 in U.S.>で、『24K Magic』が5位に入るなど、2018年の活躍が世界的にも期待されているアーティストである。来日公演は4月にさいたまスーパーアリーナで行われる。大いに楽しみにしたい。
そして2018年1月~2月には、ブライアン・セッツァー・オーケストラが来日。結成25周年で4年振りの来日公演を行う。公演では、数々のヒット曲を迫力満点にプレイする。札幌、仙台、東京(3公演)、大阪、福岡、広島、名古屋で怒涛の9公演。驚きのステージングを披露してくれることだろう。
世界的ポップ・スーパースター、ケイティ・ペリーの来日公演も決定している。現在発表されているのは、3/27(火)、28(水)のさいたまスーパーアリーナの2公演だ。2017年には待望の最新アルバム『ウィットネス』が、全米アルバム・チャートで首位を獲得。女性アーティストによる2017年の週間アルバム最大セールスを記録した。この最新アルバムを携えての来日公演だ。派手な衣装の数々に、迫力のステージセット、最新アルバムからの楽曲に加えて、多数のヒット・ナンバーが披露されるとのこと。世界No.1アーティストのスペクタクル・ステージをお見逃しなく。
スーパー・バンドの来日となるのは、ロックの歴史を刻む最高のミュージシャンが集結した噂のギズモドローム。2000年代初め、元ポリスのドラマーであるスチュワートがイタリアのジャズ/プログレッシヴ・キーボード奏者ヴィットリオ・コスマと出会ったことから始まったギズモドロームは、フランク・ザッパ~デヴィッド・ボウイ~キング・クリムゾン~ソロとしてユニークなギターを聴かせてきたエイドリアン・ブリュー、そしてレヴェル42で超絶スラッピング・ベースを聴かせるマーク・キングの4人から成る文字通りのスーパーバンド。記念すべき初のワールド・ツアーの一環として、4月に東京、大阪で公演が行われる。デビュー・アルバムからの楽曲に加えて、ポリスやキング・クリムゾン、PFMからのナンバーも演奏されるのかに注目が集まっている。
新星の注目としては、ザ・シャーロックスが、1月12日(金)に東京・代官山Space Oddにて初の来日公演を行う。2010年にUKで結成された、2組の兄弟から成る4人組新人バンド。アルバム・デビュー前に公開した6本のミュージック・ビデオが新人にして異例の15万回以上の再生回数を記録し、各地でライヴがソールドアウトするなど注目を集める大型ルーキーだ。
ロス・リンチ、ライカー・リンチのイケメン兄弟が率いるポップ・ロック・バンドR5にも期待が集まる。2018年1月に来日公演を行うが、大反響につき東京追加公演も決定している。2ndアルバム『サムタイム・ラスト・ナイト』は、米ビルボード・アルバム・チャートで6位を記録。バンドは精力的にライブツアーを行なっており、2017年だけでも北米、南米ツアー27公演に加え、ヨーロッパツアー27公演を敢行。いずれも熱いステージを繰り広げた。来日公演は東京、大阪での3公演となる。
最新シングル「アイ・ミス・ユー (feat. Julia Michaels) 」が絶好調なクリーン・バンディットも楽しみにしたいアーティスト。「ロッカバイ」がイギリスで9週連続1位を獲得。さらに「ティアーズ」が全米ビルボードチャートに長きに渡ってチャート・インし、600万枚のセールスを叩きだした「シンフォニー」でも全英チャート1位を記録。そして最新シングル「アイ・ミス・ユー (feat. Julia Michaels) 」も大ヒットを記録している。貴重なジャパン・ツアーは、ZEPP DIVERCITY、なんば Hatch、横浜BAY HALLの3ヶ所で行われる。
約4年半ぶりとなる新作『オールウェイズ・アセンディング』を2018年2月9日(金)にリリースするフランツ・フェルディナンドも来日。1月25日に東京で1夜限りの来日公演を行う。
渋いところでは、今なおシーン第一線で活躍し続けるUKロック界の重鎮ポール・ウェラーが約3年ぶりのジャパン・ツアー。2017年5月に発表された新作『ア・カインド・レボリューション』を引っ提げての公演となる。
HR/HM好きにオススメしたいのはアーチ・エネミーだ。アーチ・エネミーはスウェーデン出身、2017年9月に通算10枚目となる3年振りのスタジオ・『ウィル・トゥ・パワー』」をリリース。集大成的でありながらも新境地を開いた傑作アルバムを引っさげての来日公演だ。名古屋DIAMOND HALL、EXシアター六本木、ZEPP SAPPORO、福岡DRUM LOGOS、広島CLUB QUATTRO、なんばHATCHでの6箇所7公演となる。
HR/HMファンにもう一つ。メタル界の重鎮ハロウィンが3月に来日。2017年10月13日(金)に緊急リリースされた新曲「Pumpkins United」は、初期メンバーであるカイ・ハンセンとマイケル・キスクを含む7人編成で制作されたナンバーで、アンディ・デリスを含むトリプル・ヴォーカルが実現。11月1日(水)には日本限定のベスト・アルバム『スウィート・シダクションズ』をリリースした。来日公演はチケットが軒並みソールドアウト。東京公演では追加公演が決定している。もちろん、カイ・ハンセンとマイケル・キスクが限定復帰して夢の7人編成で日本にやってくる。絶対に見逃せない。
最後に紹介したいのが、ジョン・レジェンド。エマ・ワトソン主演の実写版「美女と野獣」にてアリアナ・グランデと共に主題歌を歌い、ゴールデン・グローブ賞史上最多7冠の大ヒット映画「ラ・ラ・ランド」にも出演。グラミー賞10冠に輝くシンガー・ソングライターだ。東京二日間限定の貴重な来日公演となる。
紹介した以外にも、多くのアーティストが来日するが、ここでは紹介しきれない。BARKSでの今後のニュース記事を楽しみにしていてほしい。
text by BARKS編集部(も)
◆【新春企画】2017年を占う 最新音楽事情
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