ザ・フーのロジャー・ダルトリー「キース・ムーンの21歳の誕生日に起きたこと…」

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ザ・フーのロジャー・ダルトリーの自伝が、いよいよ来年秋に出版されるそうだ。

◆ロジャー・ダルトリー画像

ダルトリーは2016年5月、『Rolling Stone』誌のインタビューで「自伝に取り掛かっている」と明かしたが、「いい本になったときにだけ出版する。どれくらいかかろうが、構わない。俺は(先に)出版の契約を交わすようなことはしない。みんな、契約を交わし、それで出さなきゃならなくなる。だって、金をもらってるんだから。ま、金なんかクソくらえだ。俺は金のことはどうでもいい。いい本を書きたいんだ」と、話していた。

そして、満足するものが出来たらしい。ダルトリーは出版社(英国Blink Publishing)と契約を結んだという。

彼は「ずっと“自伝を書きたい”という衝動を抑えてきたが、いまようやく、十分な観点を持つにいたったと感じてる」とコメントしている。「半世紀以上もザ・フーのようなバンドの中心にいると、観点を持つのは難しい。全てのことはあっという間だった。シェパーズ・ブッシュの工場の床にいたと思えば、次の瞬間にはウッドストックでヘッドライナーを務めてる」

「自分の人生で起きた出来事の紐をほどくのに3年かかった。誰が何を、いつ、どうしてやったのか思い出し、現実と虚構を区別し、キース・ムーンの21歳の誕生日、ホリデイ・インで実際には何が起きたのか解き明かすのに…」

とのことで、自伝の中では、キースがホリデイ・イン(ホテル)のプールに車で突っ込んだという武勇伝の、ダルトリー側からの真実も語られているようだ。



Ako Suzuki
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